シリンの代わりに魔王の待つ森へ旅立ってしまったエディスを、死なせるわけにはいかないと彼を追うティファニー。
鏡の国の8巻目は、ティファニーの旅立ちを予言した導師に会うため、ワロキエのイアンテの伯爵家へと向かう。
一方、おいてけぼりを喰らい自暴自棄的自堕落に陥いってたシリンも思う所有り、と動き出します。草原の魔女に記憶を戻す代わりに差し出せと言われたものは、彼の内にあるティファニーへの「愛情」で…。
そうして記憶を取り戻したシリンが、ティファニーに告げた言葉は。
思わず「ええっ!マジで!?」と不安になる場面でしたが、…実はシリンが上を行っていました。ティファニーが大きな代償を払ったやり方はベストではなかったかも知れないけど、危なっかしくも、ちゃんと彼を導いたよう。
想いあいすれ違う二人にヤキモキするけれど今はこの、シリンの熱い内情に切なくなるのみです。
今回、ニカが大活躍です。有能な侍女のみならず、真実の探求者であり洞察力がハンパない。そしてやけにエンブリオが懐いているように思うのですが(笑)。
次巻タイトルは『鏡の国の結婚式』、これにて完結するそうです。期待の持てるタイトルですがその通りの糖度だろうか。通じ合った途端の別離展開だったので、対魔王の戦いは勿論、そこもちゃんと拾って欲しいと思います。