叶恭弘「鏡の国の針栖川」1巻。
プリフェ、エムゼロに続く最新作。全々作はジェンダー、前作は魔法学園でのお話でしたが
今作は鏡の中に閉じ込められた主人公とヒロインっていう
これまた風変わりなラブコメになっている。
毎回一筋縄ではいかない設定ラブコメの旗手だけあって今回も今回で叶恭弘らしい題材と言ったところ。
とはいえ、珍しい設定の割にそれぞれの条件に意味が付随してる所が素晴らしい。
一見不可解な設定でも回を重ねる毎に理由が分かってきたりと
今回も前作と同じ設定の面白さ
複線の使い方
すれ違い的なラブコメディの良さは存分に活かされており、安定して読める秀逸な作品に仕上がっています。
キワキワの設定だけにサービス関連も充実、正にお色気枯渇状態のWJに来るべきして来た漫画、という感じ。
ただ、単にお色気云々以上に片想いの切なさだったり
お互いの真摯な想いも表現されている為
真っ当な恋愛物として読める土壌は確かに存在すると思う。モチーフが正におとぎ話的でもあるし
一風変わった設定とサービス過多の外見の割には、実は純真な恋物語だとも感じた次第。
更に三角関係も望めそうで、これから先の展開が楽しみになる引きも用意、と
何気に隙のない作品でもあります。
また叶作品が読めることにも感謝しつつ、新たな代表作になっていくことにも期待してます。やはり叶漫画は面白い。
おまけページにはネーム絵を掲載、最後には増刊の書き下ろし漫画も収録と
本誌で読んでた方も是非、というか一気に読むとカタルシスが増す類の漫画だとも思うので。オススメです。