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鏡の中の左利き―鏡像反転の謎
 
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鏡の中の左利き―鏡像反転の謎 [単行本]

吉村 浩一
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

人はなぜ鏡の中の左右反転を自然なものと思うのか。鏡が物体をどのように映し出すかについての物理学的規則性を説明したうえで、左右反転のメカニズムの不思議を解明する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

吉村 浩一
1951年大阪市に生まれる。京都大学および大学院で知覚・認知心理学を専攻する。博士課程修了後、京都大学教養部心理学教室助手、金沢大学文学部助教授、明星大学人文学部教授を経て、現在、法政大学文学部教授。教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 203ページ
  • 出版社: ナカニシヤ出版 (2004/05)
  • ISBN-10: 4888487952
  • ISBN-13: 978-4888487955
  • 発売日: 2004/05
  • 商品の寸法: 21.2 x 14.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 心理学者である著者は、前著「逆さめがねの左右学」の中でも、古くからの鏡像問題、すなわち、「鏡像では左右が逆になり、上下が逆にならないのはなぜか」という問題を扱っていたが、本書では、鏡像問題を、より幅広く真正面から取り上げている。まず、鏡像の幾何光学的性質について説明した後、鏡像に対して左右反転感を抱く場合と、抱かない場合があることを具体例で示し、それらを総合的に理解するには、座標系の共用-個別化という心的処理に注目しなければならないと提唱する。著者が長年たずさわってきた、逆さめがね実験からの知見に基づく事例の解釈には説得力がある。高野陽太郎著「鏡の中のミステリー」(岩波科学ライブラリー、1997)も、鏡像問題を学ぶためには必読の書であるが、これと比較すると、本書の取り扱いは、問題をよく整理して一歩先へ進んだ感じである。読者に疑問を抱かせるような表現や考え方も散見されるが、巻末の「一物理屋のコメント」には、それらの点の批判も記されている。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By MM
形式:単行本
『鏡は左右を反転するのに、上下は反転しないのはなぜか』という古来より存在する疑問に対して、これまでになされた多くの学者らによる解釈と、著者自身が考察した答えを述べた書。物理学の知識はさほど必要ないが、表現が難解なところも多く、きちんと理解するには数日かけて読む必要あり。

正直な感想は2点。『たったひとつの疑問に一冊をかけた労力と時間は素直に評価する』ということと『単純な内容も表現がまわりくどいので理解しづらい点がある』こと。物理学的(ある意味数学的)な3次元軸を用いた解釈や、心理学的な解釈などが紹介されているが、いずれの場合も例示が細かすぎてくどすぎると思う。最終的な答えは本書に譲るとして、正直な推奨度はそれほど高くないと思った。高価である割には目から鱗が取れるようなすがすがしい読了感が得られなかったというのが正直な感想。

このような書が存在すること自体は驚きであり、著者の努力はすばらしい。また、IT化によって本書が目にとまるようになったことを考えるといい時代になったと感じる。ただし、他人への推奨度となると話は別で、上記理由により星は3つまで。
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