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鏡【デジタル完全復元版】 [DVD]
 
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鏡【デジタル完全復元版】 [DVD]

5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 出演: マルガリータ・テレホワ
  • 監督: アンドレイ・タルコフスキー
  • 形式: Color, Dolby
  • 言語 ロシア語
  • 字幕: 日本語, 英語, ドイツ語, スペイン語, フランス語, ロシア語, オランダ語, イタリア語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: アイ・ヴィ・シー
  • DVD発売日: 2004/07/25
  • 時間: 102 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B0002B575A
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 50,052位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

DISC:1 / 本編 / 特典
【特典映像】
アレクサンドル・ミシャーリン インタビュー(約33分)
●グリゴリー・ヤヴリンスキー インタビュー(約10分)
●アルセニー・タルコフスキー バイオグラフィ
●アナトーリー・ソロニーツィン ドキュメントフィルム(約8分)
●インノケンティ・スモクトゥノフスキー ドキュメントフィルム(約11分)
●ニコライ・グリニコ&ゲオルギー・レルベルグ ドキュメントフィルム(約3分)
●タルコフスキーに捧ぐ エドゥアルド・アルテミエフ(約9分)
●スタッフ・キャスト フィルモグラフィ
●エドゥアルド・アルテミエフ インタビュー(約21分)
●トレーラー「惑星ソラリス」
●メイキングフォト 

《監督》アンドレイ・タルコフスキー「惑星ソラリス」「ストーカー」
《脚本》アレクサンドル・ミシャーリン、アンドレイ・タルコフスキー
《撮影》ゲオルギー・レルベルグ
《音楽》エドゥアルド・アルテミエフ
《出演》マルガリータ・テレホワ、イグナート・ダニリツェフ、ラリーサ・タルコフスカヤ

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

『惑星ソラリス』で知られるタルコフスキー監督による映像詩。父親がいなくなり、母の手ひとつで育った少年時代、妻との愛と別離、息子と今の自分など、さまざまな記憶の断片を綴る。マスタリング処理、オリジナル5.1chが実現した完全復元盤。

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32 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Amazonが確認した購入
以前ivcで販売しているタルコフスキーのDVDを買って
画質の悪さにがっくり来ましたが、
今回デジタルリマスターと銘打っていたので
買ってみました。

画質は、まあギリギリ見れるレベルと言えるでしょうか。
でもかつてあちこちの映画館で再上映されていた映像と比較すると、
年月が経過して段々色彩が劣化しているのは明らかです。
経年劣化は致し方のないこととはいえ、
映像の美しさが身の上のタルコフスキーの映画として考えると、
やはり悲しいことです。
IVCのノスタルジアもそうでしたが、
場面によって遜色の度合いがあるようで、
例えばラストシーンも、多分午後から夕方くらいだとは思うのですが、
空の色を見ると撮影当初より恐らく赤みかかっているのではないでしょうか。

久しぶりにもう一度この映画をみて、
自由度の高さに驚きました。
まったく、いつの時代のどこの国の映画であるかなどと
考える必要は無いように思います。
ボーナストラックのインタビューでヤブリンスキーも言ってますが、
体制が崩壊しても創造的な作品が出てくるということはないわけで、
資本主義国家であっても精神的な面での妥協や才能の上での凡庸さは、
免れることは出来ません。
鏡は、後の作品と較べると、ストップモーションもあり、
頻繁な場面転換ありで、いわゆる長回し多用一辺倒ではないですが、
今改めてみても決して古臭くなく、勢いのようなものがあると思います。
印象的なイメージがたくさん出現するというのに、
タルコフスキーだけがイメージビデオ風の映画にはならないのは、
やはり不思議です。
このレビューは参考になりましたか?
31 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
岩波ホールで上映されたのは70年代末だったと思いますが、それ以来ぴあで上映が告げられると必ず見に行っていた映画。たぶん映画館で10回以上見たでしょう。映像詩という言い方をされますが、現在の「私」を取り巻く現実が、夢や記憶や想像に影響を与えながら展開していくので、それを解きほぐしながら見ることができる映画だと思います。あまり「謎解き」のように見られることはタルコフスキーの本位ではないかもしれませんが。特にラスト、ベッドにふせっている「私」が、「どうにかなるさ」と言いながら死んだ雀を上に放り投げると、雀(想い)は故郷に帰っていき、同時にバッハのヨハネ受難曲が響いてくるシーン。今思い出しながらも目頭が熱くなります。「私」は、母や妻、子どもをめぐる人生の煩わしさや自分の病気に心身共にボロボロな状態なのでしょう。実際の人生では「どうにかなるさ」なんて、どうにもなりゃしないものです。でも、映画のなかでならそれが可能なのですね。そういう意味で、タルコフスキーってなんと幸せな人だったんだろうと思います。実は このDVDはまだ持っていませんが、今から注文します。星はDVDの評価ではなく、この映画に対する私の思いから星5つにしました。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2004/12/29
 アンドレイ・タルコフスキー監督の自伝的映像詩である。映画は、作者である「私」による一人称形式で進行し「私」が胸に秘めている母への思いや、別れた妻や息子との間に織りなされる感情を意織下の過去と現実を交錯させながら浮かびあがらせていく……。
 このモノローグは、誰なのか初めて観たときにはわからなかったが、二度観たとき「私」であることがわかり、これで難解と言われる作品にかろうじてついていくことができた。タルコフスキー独特の巧みな演出は、木立を抜ける風のそよぎにも人間の心象を映し出して見せると言われてきた。この作品でも、「水」や「火」といった自然現象がこの監督独自の映像となって、美しい幻想的なイメージのなかに繊細かつ鮮明に語りあげている。意識下の過去と現実を巧みに交錯させて作者の深層心理を浮き彫りにしてゆく。
 私の夢に現われる母。それは、40数年前に私が生まれた祖父の家。うっそうと茂る立木に囲まれた家の中で、母はたらいに水を入れ髪を洗っている。鏡に映った、水にしたたる母の長い髪が揺れている。あれは1935年田舎の干し草置場で火事があった日のこと。その年から父は家からいなくなった。
 私は突然の母からの電話で夢から覚め、エリザヴェータが死んだことを知らされた。彼女は、母がセルポフカ印刷所で働いていた頃の同僚だった。
 両親と同様、私も妻ナタリアと別れた。妻は、私が自信過剰で人と折り合いが悪いと非難し、息子イグナートも渡さないと頑張っている。妻のもとにいるイグナートのことは、同じような境遇にあった自らの幼い日を思い出させる。赤毛の、唇がいつも乾いて荒れていた初恋の女の子のこと。同級生達と受けた軍事教練のこと。それは戦争と、そして戦後の苦難の時代でもあった。
 そして、哀れだった母のこと。大戦中、疎開先のユリヴェツにいた時、母に連れられて遠方の祖父の知人を訪ねて、宝石を売りに行ったのだ。
 母の負担になったかもしれない自分の少年の日々のことを思うと、私の胸は疾く。イグナートが同じ境遇をたどっているのかも知れないと思うと、さらに私を苦しめる……。
 私の母と別れたナタリアの顔が酷似しているとナタリアに言い続ける。そこで「鏡」が登場してくる。そこに映し出された顔をナタリアは見るシーン。(これは一人二役である)「鏡」は現実(当時)から過去へと行きつ戻りつつする橋渡しのように思える。
 また、知人を尋ねて宝石を売りに行ったとき、気をきかせて、婦人はニワトリを1羽つぶし持って行かせようとする。身重の婦人は母につぶすように命じるシーン。羽が舞い上がり、宙に浮いた母の姿。
 難解と言われる作品だが、次々に押し寄せてくるぞっとするほど美しい映像の数々に身を委ねながら、タルコフスキーの「映像の詩学」の深みに降りていくのは快楽だ。
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