鍼灸の可能性や奥深さが分かりやすく書かれている。著者が50名以上の鍼灸師(医師)に実際にインタビューして得た回答を基に、解説を加えて説明している。
対象は鍼灸に興味を持つ人全体に渡ると言える。鍼灸医療に従事している人にとっては鍼灸の手法や可能性を模索するのに役立つ内容になっている。ただし技術的な核心には追究が及んでいないので情報としては浅く広くと言ったところである。鍼灸治療を求めている患者側にとっては鍼灸そのものの理解に役立つ上に、本書の巻末にある鍼灸師一覧は治療家を探す上で参考になる。
内容は著者が実際にインタビューした鍼灸師(医師)の治療に対する哲学思想、治療方針、治療手法などが書かれている。特に哲学思想に関する部分に関しては、医学のあり方に触れる部分も含まれており実に興味深い。今後の鍼灸の発展に挑戦する数々の鍼灸師の思いを是非堪能してみてはいかがでしょうか。