内容紹介
いつでも自分が正しいと思うのも、渋滞で自分の車線が一番ノロノロしていると思うのも、隣の芝生が青く見えるのも錯覚? その知識は手品や芸術や映画に応用されてきました。本書は、よく知られた古典的な錯視や身近な日常生活の錯覚ばかりでなく、著者が発見したコンピュータを駆使した新しい錯視図形を、多数の図版で楽しみながら錯覚の謎を解いてゆきます。
内容(「BOOK」データベースより)
見れば見るほど深みにはまる錯覚の世界。エスプリの利いた解説は読んでたのしく、日本版だけのCG図版も多数収録。
内容(「MARC」データベースより)
見れば見るほど深みにはまる錯覚の世界。フランス風のシャレたスタイルで、スパイシーな皮肉や冗談もところどころに交えながら、エスプリの利いた解説で読者を錯覚の世界へと誘う。日本版だけのCG図版も多数収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ニニオ,ジャック
フランスの生物学者。1942年エジプトのカイロ生まれ。理工科学校(パリ)修了。パリ第7大学博士。分子遺伝学センター(フランス:ジフ)、ソーク生物学研究所(アメリカ:ラホヤ)、分子生物学研究所(パリ)を経て、現在は国立科学研究機構(CNRS)の主任研究員として高等師範学校(パリ)に勤務する。専門は分子生物学。生命の起源とその分子進化の研究のほか、錯視や両眼立体視の研究も行なっている
鈴木 光太郎
慶応義塾大学文学部(仏文学)中退。千葉大学人文学部(心理学)卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(心理学)中退。現在、新潟大学人文学部教授。専門は実験心理学
向井 智子
新潟大学人文学部(心理学)卒業。パリ第5大学修士(言語学)。現在、パリ第8大学博士(DEA)課程(心理学)在学中。専門は外国語としてのフランス語教授法と異文化間心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
フランスの生物学者。1942年エジプトのカイロ生まれ。理工科学校(パリ)修了。パリ第7大学博士。分子遺伝学センター(フランス:ジフ)、ソーク生物学研究所(アメリカ:ラホヤ)、分子生物学研究所(パリ)を経て、現在は国立科学研究機構(CNRS)の主任研究員として高等師範学校(パリ)に勤務する。専門は分子生物学。生命の起源とその分子進化の研究のほか、錯視や両眼立体視の研究も行なっている
鈴木 光太郎
慶応義塾大学文学部(仏文学)中退。千葉大学人文学部(心理学)卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(心理学)中退。現在、新潟大学人文学部教授。専門は実験心理学
向井 智子
新潟大学人文学部(心理学)卒業。パリ第5大学修士(言語学)。現在、パリ第8大学博士(DEA)課程(心理学)在学中。専門は外国語としてのフランス語教授法と異文化間心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
著者はフランス風のしゃれたスタイルで、スパイシーな皮肉や冗談もところどころに交えながら、読者を錯覚の世界へといざなう。その点で、本書は、英米の錯覚の解説書とは一味も二味も違っている。なかには、わざと読者を挑発して、ほんとにそうかと疑わせるような書き方をしている箇所もある。著者が言うには、できれば、日本の読者にもその挑発に乗って、錯覚について考えを深めてほしいとのこと。もちろん、錯覚図形の詰まった絵本として、ページを繰るだけでも十分楽しめる(図や写真の多くは著者の手になるものだ)。錯覚の解説書として、個性あふれる1冊と言えるだろう。(「訳者まえがき」より)
知覚は急速に順応するものがあり、これが数多くの「残効」を生じさせる。残効では、強い刺激作用によって、直後にそれとは逆方向の感覚が生じる。たとえば、熱い湯の入った洗面器に左手を、冷たい水の入った洗面器に右手をいれ、そのあとぬるま湯の洗面器に両手を入れてみよう。このぬるま湯は、左手には冷たく、右手には熱く感じられるだろう。眼を閉じてやってみると、それぞれの手が別の洗面器に入っているように感じられるはずだ。(「逆さの世界に慣れる―順応」より)
知覚は急速に順応するものがあり、これが数多くの「残効」を生じさせる。残効では、強い刺激作用によって、直後にそれとは逆方向の感覚が生じる。たとえば、熱い湯の入った洗面器に左手を、冷たい水の入った洗面器に右手をいれ、そのあとぬるま湯の洗面器に両手を入れてみよう。このぬるま湯は、左手には冷たく、右手には熱く感じられるだろう。眼を閉じてやってみると、それぞれの手が別の洗面器に入っているように感じられるはずだ。(「逆さの世界に慣れる―順応」より)