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錦繍 (新潮文庫)
 
 

錦繍 (新潮文庫) [文庫]

宮本 輝
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

会って話したのでは伝えようもない心の傷。14通の手紙が、それを書き尽くした。

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。

内容(「BOOK」データベースより)

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」運命的な事件ゆえ愛し合いながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る―。往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。

登録情報

  • 文庫: 270ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1985/05)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4101307024
  • ISBN-13: 978-4101307022
  • 発売日: 1985/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (80件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
41 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 拓庵
形式:文庫
この小説の主人公有馬靖明は37歳。偶然、訪れた蔵王のゴンドラリフトの中で、10年前に別れた妻勝沼亜紀と再会するところから物語は始まる。
2人の手紙のやりとりだけで綴られるこの物語は、最初は、お互いに離婚当時の事情を語るところから始まり、時には、相手を責め、時には詫び、悔いるということ繰り返す。

しかし、結局、今の自分の姿は過去の自分の行いの結果であり、今の自分の行動の積み重ねからしか、将来の自分の変化はあり得ないということに気がついていく。過去を受け入れ昇華させる中で、今まで否定していた自分を受け入れ、お互い、それぞれの道を前向きに生きるようになる。

結婚前の20代半ばで一度読み、感動して人にも薦めた。主人公の年齢を過ぎた40代で再読し、死と再生という深淵なテーマをどこまで理解できたのかと考えている。宮本輝ファンの私にとっての入門書であり、何度も読み返す座右の書でもある。

まだ、宮本輝を知らない人に、一度は読んでほしい本。

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36 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
これは、宿命とか運命とかに、流されずに、
大波が来たからこそ、乗り越えて行けるのだという
人間の持っている力を、信じた人の話です。

小説だからあり得るんだろうと、言う友人もいましたが
私は実際に、こういう生き方をしている人を数名知って
います。小説であっても、決して夢物語ではなく、表面的に

良いことを書いてあるだけでもなく、宮本輝さんのどの作品
にも通ずる、生身の人間の世界の、太さ、強さ、熱の様なもの
が全体を通して感じられる作品です。

人生だから、色々あるし、人間だから弱い部分も当然ある。
でも、その色々に流されて、宿命や運命のせいにして生きるか、
それに負けずに、その色々を燃料にして、自分を前進させるか?

本当の幸・不幸の分かれ目って、そこな気がします。

宮本輝さんは、以前から大好きで、この素晴らしい作品を読む
のが遅すぎたぐらいですが、とにかく出会えて、読めて、感動
出来てよかった。

たんなる「良いお話し」などではなく、力のある、作品です。
大人と呼ばれる年代の方に、強力にお薦めします。

このレビューは参考になりましたか?
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本の、特に生命にまつわるくだりが印象的です。

生きることと死ぬこと。

時々刻々と変化する生命というもの。

どうしようもなく自分の生命が見せた善と悪の表情。

そしてまとわりつく自分の「業」。自分はこれからも同じことを繰り返すのだろうか。

ずっとこうやって生きていくのだろうか。

そして、なぜ自分はこんな業を持って生まれてきてしまったのか…。

「何で自分はこんな嫌な目に会うんだろう。何も悪いことをしていないじゃないか」

そう思ったことはありませんか?

答えは本の中にありました。

生命のからくり、宇宙のからくりが、言葉に表せないほど真に私の心に迫ってきて、

寝る前に読み始め、最初は読みきる気さえなかったのに徹夜して読んでしまいました。

命とか宇宙とか生死とか、得体の知れないものばかり溢れた本を読み進むうちに、

宇宙に触れたような不思議な感覚になりました。
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最近のカスタマーレビュー
心に染る
宮本輝の作品は好きで、文庫化したものは、すべて読破した中でも特にこの作品はよい、あまり再読はしないほうだが。コレは再々読した。生涯読書ベスト3に入る作品だ、
投稿日: 11日前 投稿者: a0s1p
幸せな世界
約30年前に著された本であるが、この本の中の世界は自由で幸せな世界だと感じた。
たぶん、現在に当てはめても通用すると思う。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: ijos
あまりにもリアリティがない
評判の高い作品であるだけに、また宮本輝さんの他作(『蛍川』など)で
感動した後だっただけに、本作品を読んでガッカリした。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: yutoato
読後感がよい
宮本輝の小説は青が散るに続き二冊目ですが、男と女の切ない恋愛関係の描写や雰囲気に引き込まれます

個人的には好きな作品です
投稿日: 9か月前 投稿者: kz
久々に小説を読んで泣いた
「生命」に響く物語です。辛く悲しいけど、暖かい心に触れる。
絶望的なのに、希望の光が見える。
久々に小説で泣いた。しかも何回も。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: "まっつぅ"
久しぶりの日本の小説を。。。
『堪能しました』と結ぶかどうか悩んでいます。 早めの夏休みをとり、日頃,固い本を読むことが多いので、恋愛小説を読みたいと思い評判の高い著者のこの本を選びました。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: gehararigo
生き抜く強さ
元夫婦による手紙形式で綴られるお話

手紙のみで進行されているからこそ、読み取れる相手の心情や思慮... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: スイスロール
関西のお金持ちはなんか余裕がある
 おそらく有馬と勝沼亜紀は相手の手紙を繰り返し読み直したでしょうし、自分の手紙を書くときは何回も下書きを重ねたに違いありません。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: ぬらりひょん
美しい日本語による美しい小説
本当にここまで美しい文章で、ここまで鮮やかに人間の感情を鮮やかに描き出す小説はないと思います。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: 黒連星
力をもらった。
恋愛小説における座右の銘となるだろう。
恋愛において辛いことは数多くあり、乗り越えるられないと思うことは多いだろう。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/25 投稿者: eou
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