登録情報
|
しかし、結局、今の自分の姿は過去の自分の行いの結果であり、今の自分の行動の積み重ねからしか、将来の自分の変化はあり得ないということに気がついていく。過去を受け入れ昇華させる中で、今まで否定していた自分を受け入れ、お互い、それぞれの道を前向きに生きるようになる。
結婚前の20代半ばで一度読み、感動して人にも薦めた。主人公の年齢を過ぎた40代で再読し、死と再生という深淵なテーマをどこまで理解できたのかと考えている。宮本輝ファンの私にとっての入門書であり、何度も読み返す座右の書でもある。
まだ、宮本輝を知らない人に、一度は読んでほしい本。
小説だからあり得るんだろうと、言う友人もいましたが
私は実際に、こういう生き方をしている人を数名知って
います。小説であっても、決して夢物語ではなく、表面的に
良いことを書いてあるだけでもなく、宮本輝さんのどの作品
にも通ずる、生身の人間の世界の、太さ、強さ、熱の様なもの
が全体を通して感じられる作品です。
人生だから、色々あるし、人間だから弱い部分も当然ある。
でも、その色々に流されて、宿命や運命のせいにして生きるか、
それに負けずに、その色々を燃料にして、自分を前進させるか?
本当の幸・不幸の分かれ目って、そこな気がします。
宮本輝さんは、以前から大好きで、この素晴らしい作品を読む
のが遅すぎたぐらいですが、とにかく出会えて、読めて、感動
出来てよかった。
たんなる「良いお話し」などではなく、力のある、作品です。
大人と呼ばれる年代の方に、強力にお薦めします。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|