西森博之「鋼鉄の華っ柱」3巻。
前巻の大人を手玉に取った上手い立ち回りから、今度は学校生活も始まって
そこで改めて真道の恐ろしさを知る展開に。それまでは今までとは違い小賢しい一面で笑いを誘う場面が多かったが
今回は本領発揮とも言えるケンカ描写の数々で興奮の展開を見せてくれる3巻目。
とはいいつつ、ちゃっかり真道の立ち回りは
ある種卑怯な一面も目立ったりして、ちゃんとこの作品である意義があるのが流石である。
元来のケンカ描写も楽しめ、計算高い真道のキャラ性も楽しめる、とバランスの良い巻になったと思う。
加えて、彼に付随するサブキャラ達もいちいち面白くて、頑張っても空回る夏野の行動は可哀相だけど笑いを誘い
朝涼の凛とした立ち振る舞いも非常に格好良い。守られるだけのヒロインじゃないのが見事。
学校での新たな出会いもそうだし、
次々と外野を従えさせる真道のカリスマ性は敵知らずで見ていて気持ちが良い。
気が付けば彼の信仰者も次々と増えていてその様子を見てるのがとても面白い。それでいて恐ろしくもある。
そんな彼のレベルアップぶりを見守るのが一つの快感を引き起こす漫画。
どの話も外れなしで満遍なく楽しめる一冊になっているかと。
特に第24話はオチ周辺も含めて傑作ですね。思いっきり笑わせてもらった。酷いけど楽しい、っていう。