この巻はもう、表題から4コマ、背表紙に至るまで、テンション最高!
読みながら、爆笑したり泣いたりまたニヤニヤしたり、大変忙しい思いをしました。
話の方は、ますます核心に近づき、重く切ない場面が目立ちます。
撃てなかったと泣くウィンリィへのエドの言葉に、
泣けるというより、なんだか驚いて涙が出ました。
「おまえの手は人を殺す手じゃない。人を生かす手だ」
復讐するスカーの「破壊する手」でもなく、
傲慢な錬金術師の「生み出す手」でもない、 「生かす手」。
それは「立ち上がるための手足をくれた」彼女への、最高の賛辞なんだけど、
同時に「憎しみに耐えろ」という、ひどく残酷な願いでもある。
そしてスカーの言う「止められない憎しみの連鎖」への強烈な反論でもあるかも。
こんな思いを表現しようとするマンガなのか。...惚れ直しました。
他にも心揺さぶられる名セリフが山ほどあるのですが、一つだけ、牛小屋日記より。
キャラの肉付きいいよね、という質問に先生が
「細っこいと、メシ食わせてもらってないみたいでかわいそうじゃないかーッ!!!」
...お母ちゃんだー!!
牛様も、間違いなく「生かす手」をお持ちだと思います。