登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
164 人中、154人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読み継がれて欲しい名作。,
By
レビュー対象商品: 銭ゲバ 上 (幻冬舎文庫 し 20-4) (文庫)
この作品によって、マンガは一流の文学と肩を並べるようになったと言っていいのではないだろうか。文学と言える作品と言えば、その前に手塚治虫がいたじゃないかと言われそうだけれど、人間の怨念と言えるほどのものをマンガに書き込んだという点で、この作品は、マンガというものの一つの到達点を示したと言っていいのではないだろうか。これほどまでの作品を、僕は今もって知らない。 当時、僕は小学生。親はギャンブルに明け暮れ、二三千円の学校の集金すら払えなかった。 そんな僕が読んだ、「5円のお金が無いうちもあるのです。」という作中の母の言葉と姿は、35年ほど経った今も鮮明に記憶に焼きついている。読みながら、僕は、「僕の理解者がここにいる。」と思ったものだった。そして、主人公の破滅する姿に、自分を重ねて悲しんでいた。 そんな力を持つマンガが、今、どこにあろう。優れた作品が沢山あることは認めるが、これほどの迫力を持ち、美しくないドラマを、決して衒(てら)うわけでもなく、あざとさを狙うわけでもなく、敢然と描いてみせる作品が。 幸せな家庭を築いた今も、我が家のクローゼットにはこのマンガがある。 ホンモノの悲しみが、このマンガにはある。
45 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
二つの顔,
By
レビュー対象商品: 銭ゲバ 上 (幻冬舎文庫 し 20-4) (文庫)
来年1月からはじまるドラマの原作ということで手に取りました。ジョージ秋山の作品はこれより先に地獄絵巻「アシュラ」を読んでいたので、 犯罪や殺人の描写にはあまりおどろきませんでしたが、、 全体に昭和っぽいというか、夜の世界のような薄暗いトーンが支配していて、 世界観を作り上げています。 銭ゲバ風太郎の顔は醜く描かれているのでしょうが、やはりどこか 面白みがあり、いつも必死で、忘れがたいキャラクターになっています。 またこの顔は右半分は不敵な顔、左半分は絶望したような顔に なっていて、おりおり彼の心情をさらけ出させています。 その他にも無人の街を選挙活動する、シュールで怖い描写、 埋められ手首だけがつきでた殺人の描写など、 悪夢のようなイメージの数々が魅力になっていると思います。
34 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
子供にも衝撃を与えた作品,
By
レビュー対象商品: 銭ゲバ 上 (幻冬舎文庫 し 20-4) (文庫)
私がこのマンガと出会ったのは確か、小学校5年生くらいだったと思います。当時、母親に隠れてコッソリ読んでいたのを思いだしました。あまり、教育 上よろしくないという理由で、親は読ませたくなかったのでしょう。 生い立ちは物凄いので当然、性格は歪みます。彼を奮い立たせたのは、 「カネこそが全て」という屈折した価値観です。 時代的には「あしたのジョー」の矢吹丈などと、相通じるものがあるかもし れません。ジョーが自分の拳一つで這い上がれば、風太郎はカネの力で這 い上がります。人がカネや地位になびくのは何時の時代でも同じです。 結局、環境が人を作るというのは現代でも同じことです。 この本を読んで、風太郎の中にもう一人の自分がいるとも感じました。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|