最近、報道熱がやや収束したかのようにも感じますが、
崩壊したままになっていたり、潜在的に崩壊が進行している
自治体病院や地域医療資源というのはかなり多いのではと思います。
本著では、2年間の失政で、休止に追い込まれてしまった、
地域医療崩壊の象徴的存在でもある銚子市立病院のドキュメントです。
医療崩壊の元凶を作ったのが、元市長で、
その後替わった前市長が失政を行い病院休止に至ったためリコールされてしまいます。
病院事務が作成した病院事業経営健全化計画には
根拠の無い理想が並べられているだけなのでうまくいくわけがありません。
リコールにあたって、リコールそのものが活動目的となってしまい
病院再建の視点が全く無くなってしまったと筆者は指摘します。
再選挙で漁夫の利を得て元市長が返り咲いたという経過から、
首長だけではなく、市民の責任も問うた内容になっています。
医療問題に関しては掛け声だけではどうしようもなく、
知識と具体策が伴わないとうまくいかない具体例です。
本著に書かれてある強引な政治手腕による医療崩壊及び無策を通して
医療を守ろうという心ある政治家・行政家・市民活動家には
是非、地域医療崩壊を予防して頂きたいと思います。
病気と同じで予防で済めばコストは最小限で済みます。