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銃
 
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[単行本]

中村 文則
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

昨日、私は拳銃を拾った。これ程美しいものを、他に知らない―第128回芥川賞候補作、新潮新人賞受賞作。

内容(「MARC」データベースより)

昨日、私は拳銃を拾った。これ程美しいものを、他に知らない-。銃に魅せられてゆく青年の心象と運命を、サスペンスあふれる文体で描く。第34回新潮新人賞受賞作、第128回芥川賞候補作。

登録情報

  • 単行本: 187ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/03)
  • ISBN-10: 4104588016
  • ISBN-13: 978-4104588015
  • 発売日: 2003/03
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 452,880位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 久しぶりに再読してみましたが、やはりとても楽しめました。個人的には筆者の最高傑作に思えます。
 主人公は大学生で、施設に入った経験があり、意識と無意識の境がときどきわからなくなるような人物です(その点でカミュの異邦人の主人公を想起させます)。主人公は偶然銃を拾い、彼の生活は銃を中心としたものに変わります。
 主人公を取り巻く登場人物はセックスをさせてくれる女や大学の友人であるケイスケやナカニシ、あるいは主人公に興味をもつヨシカワユウコなどですが、ヨシカワ以外はあまりセリフもありません。しかしながら、この作品の主要な部分は主人公の内面描写にあり、周りを描かないことは対比という点で効果をあげていると思います。
 圧巻なのが主人公の内面描写です。銃に関係する心理描写は特に面白く、それが最後まで徹底され、持続している点が秀逸だと思います。この内面描写を気に入った人は、最後まで楽しめると思います。

 ここからは個人的な意見なのですが、最近筆者は内面描写が控えめというか簡潔になり、作品の構成やイメージに力を入れている感があります。ただ、やはり持ち味は内面描写にあると思いますし、今度はこの内面描写にこだわった大長編を読んでみたいと思いました。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
「暗い」とか「重い」とか語られがちな作家だが、ちょっと違うような気がする。この人の小説は最近読み始めて、すごく共感するところがあるので全部読み、最後にこの文庫化された『銃』を手にとった。やはり「暗い」とか「重い」とかではこの人の小説の魅力は語れないような気がする。
そのギャップをポーカーフェイスでたんたんと描いているように思える著者の姿勢に、つまりこの小説の「作風」に、そこはかとない明るさを読み取れるのだ。確かに表面的には「暗い」し「思い」。彼のカミュ風の古色蒼然とした文体もその理由の一つだろう。カビくさく感じることもある。けれど、その表面を書きながら、というより何かに書かされながら、その文章の展開に、にんまり、としていそうな小説の裏にある顔、その顔の存在に気づくと、この小説には他の誰も進まない方向に突き抜けたような明るさがあることを実感できるはずだ。
このレビューは参考になりましたか?
30 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
なんか凄くいいレビューだったので私も近くの書店を探して購入してみたのですが、、、正直立ち読みで充分て感じでした。なんだかなー、凄く重い文章なんですが、そのなかに孕んでいるものが軽いんですよね。で、プロフィールを拝見してなるほど、まだ若干27歳なんだとか。蛇ピアスにしてもこの方にしても若者の中に鬱積しているものを文章にして訴えたって言う感情の迸りみたいなものはわかるのですが、なんとなく年輪の重みを感じない文章は、美術大学出の岡本太郎似の絵を見せられたような感じで、どうもその現実離れした世界には私自身、入っていけません。申し訳ないのですが私はこれ以上の点は差し上げられませんでした。
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最近のカスタマーレビュー
文庫版 「タクシードライバー」か、、
文庫版の「タクシードライバー」。

小説として、主人公の感情が伝わりやすく、
すごい作者だと思う。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ロッパーヨ
異常と正常のボーダーを描破
ヒトの精神状態における正常と異常の境界線を丹念に描きだしたという印象。
無駄を省いた文章が強い緊張感をもたらしている。
投稿日: 21か月前 投稿者: poseidon*
狂おしい
「絶望的なものを把握しようとすることはそれだけで希望につながる。」小説である。私はしばらくBUCKのナイフを上等なホルダーに入れ携帯していた。しかし私の生来の凶暴... 続きを読む
投稿日: 2009/11/23 投稿者: テリリン
使われる
銃の魅力に取りつかれて、事件をおこす話だと思って結果、そんな感じだった。 でもそんなに退屈でもなく ラスト もう少しなんだけどな、おかしいな おかしいな... 続きを読む
投稿日: 2009/3/4 投稿者: 麦人
心の声
私の読書量が少ないからでしょうか? 続きを読む
投稿日: 2007/3/13 投稿者: カミュ
体の一部が暴発する。
主人公の大学生は、ある日、偶然、銃を手に入れる。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/2 投稿者: ケノービ
主人公の置かれている立場にのりうつったように感じる
 最近、中村文則さんの芥川賞受賞作『土の中の子供』と、『銃』を読んだのですが、人間の誰でもが持つ心の暗部というものを実感、痛感させられました。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/26 投稿者: モレイラ・マルケス
遮光の次ぎかな
この著者はどれも人の陰部の潜むものを陰部そのものから見て描くようなものが多い。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/19 投稿者: ミルクの口紅
空っぽの中にある暗黒
ネガティブな作品の多い中村さんですが、本作は中でも1、2を争う暗い暗いお話でした。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/4 投稿者: tkselement
これはすごい
 芥川賞受賞ということで、まぁ、芥川作品はあんまり読む気がしないので、こっちを取ってみたのだが、これは面白い。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/19 投稿者: するめいか
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