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銃殺 [DVD]

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登録情報

  • 出演: ダーク・ボガード, トム・コートネイ, レオ・マッカーン
  • 監督: ジョセフ・ロージー
  • 形式: Black & White, Mono, Subtitled
  • 言語 英語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • DVD発売日: 2011/08/26
  • 時間: 83 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B0054IO05Y
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 30,742位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

反戦映画の隠れた名作!待望の初ソフト化!

◆人々の心に訴え考えさせる重厚作!

◆ダーク・ボガード(『地獄に堕ちた勇者ども』『ベニスに死す』)主演!

◆『ジョセフ・ロージーBOX』、『できごと』、『召使』と同時発売。

◆『リング』『インシテミル』の中田秀夫監督による「できごと」解説特製リーフレット封入

【物語/解説】
第一次大戦が3年目となった1917年。逃亡罪でハンプ二等兵は軍法会議にかけられることとなった。
彼の弁護を担当するのはハーグリーブス大尉。大尉ははじめ気乗りしない弁護であったのだが、ハンプ二等兵の生い立ちや逃亡の理由を聞くうちに、逃亡した真の理由が判明してゆく。

1966年7月ATGにて日本公開された反戦映画の佳作。
第一次大戦時、逃亡罪にて軍法会議にかけられた二等兵の弁護を受け持った若き将校の苦悩。
戦争の過酷さに耐えられず思わず故郷へ気持ちが向いてしまった若き兵士は、戦時下では銃殺刑に処せられなければならないのか。
人としての思いは認めることはできないのか。
処刑を受ける者、処刑する者、両者の苦しみを描いたジョゼフ・ロージー独自の視点で描いた反戦映画。

【受賞歴】
1964年ヴェネチア国際映画祭主演男優賞
1964年英国アカデミー賞ノミネート(作品・男優・撮影)

1964年/イギリス作品/83分予定

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

『できごと』のジョセフ・ロージー監督が手掛けた反戦映画の隠れた名作。第一次世界大戦が3年目を迎えた1917年。ハンプ二等兵が逃亡罪で軍法会議に掛けられることに。弁護を担当するハーグリーブス大尉は、初めは気乗りのしない弁護だったが…。

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☆映画の舞台は第一次世界大戦が三年目を迎えた戦時中の1917年。逃亡罪で軍法会議にかけられる事になった、ハンプ二等兵(トム・コートネイ)。そのハンプの弁護を命じられたのは、若き大尉ハーグリーブス(ダーク・ボガード)だった。最初はこの弁護に消極的だったが、ハンプの生い立ちや逃亡の理由を聞く内に、彼の実直な人柄と素朴な心に惹かれ、次第にこの弁護の仕事に真の責任を感じるようになる…。そして、ハンプの命運を左右する、緊迫の軍法会議がついに開廷。ハーグリーブスの必死な弁護や軍部関係者の様々な証言を交えながら軍法会議が進められるが…。という、今現在でも癒えない【戦争】の悲惨な傷痕を観ていて憂鬱な気分になってくるほど酷烈に描いた、反戦映画の一大収穫と言うべき幻の大名作。その丹念な客観的描写には一種のヒューマニズムと尊厳が込められており、差別や弾圧、または、軍国主義に対する辛辣な批判や抵抗感が画面全体から凄絶に伝わってくるし、甘い妥協が一切ない、ジョセフ・ロージー監督の怒りのこもった、リアリスティックな演出力と荒廃としたモノクロ映像が作風に現実味をもたらしている。戦争とは社会に潜む歪んだ心理や意識に存在すると訴えた作品でもある。皮肉と諷刺が調和した、意味深い悲痛な終幕も忘れ難い(落涙)☆。
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戦争はイヤだ! 我が故郷に帰りたい!戦うのは まっぴらだ! 戦地から脱走しただけで、軍事裁判にかけられて、銃殺されてしまう、兵士の姿には嗚咽しました!沈黙あるのみです。玄人映画ファンの方は、是非ともごらんになってください。 苛烈きわまりない反戦映画の秀作です。
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脱走兵は、戦場において最大の犯罪者とされる。脱走兵の処分は、国を問わず「死刑」が常識だ。「死にたくない、逃げ出したい」という人間なら当然の感情にまかせて行動すると、仲間を窮地に陥れかねない。それは何よりも卑怯な振る舞いだと見なされた。

しかし「銃殺(原題:King & Country「国王と祖国」)」が舞台として描いている第一次世界大戦は、それまで人類が経験したことのない異常な戦争だった。ドイツとフランスの戦いに、イギリスは大陸遠征軍を派遣して、同盟国フランスを援助した。しかし、戦場では激しい消耗戦が続き、1916年のソンムの戦いでは、イギリス軍はたった一日で6万人もの死傷者を出し、一連の会戦で42万人が死傷した。兵士は映画で描かれているような塹壕での長期間の生活を強いられ、戦場では機関銃や砲撃、毒ガスにさらされて、虫けらのように殺された。

このような異常な戦争では、兵士にも戦争神経症(シェル・ショック)と呼ばれる異常が見られるようになる。現在では、死と隣り合わせの重度のストレスが引き起こす精神障害と理解されているが、当時はサボタージュと区別が付かず、客観的な判断基準も、治療法わからなかった。オサリヴァン軍医の苛立ちは、当時の医療関係者なら誰でも理解できただろう。余談だが、映画「英国王のスピーチ」で主役となった言語聴覚士のライオネル・ローグは、戦争神経症で言語を失ってしまった患者の治療に取り組んでいた人物である。

トム・コートネイが演じる脱走兵のハンプ二等兵は、決して臆病な兵士ではない。功績はなくても、志願兵として3年間、この戦場に立ち続けるのは極めて難しい事で、その旨は証言者である上官の口からも語られる。

だが、3年間も志願兵を危険な戦場に立たせ続け、あげく「脱走」の罪によって軍事裁判を課すのを当たり前とする、個人の命にここまで重くのしかかる国家とは、いったい何なのか? 「銃殺」を見て、何より考えさせられるのは、そのことだ。ハンプ二等兵の人生や信条、これまで果たしてきた義務と責任は一切考慮されず、価値も認められず、ただある時、「砲声から逃げたくて」前線を離れてしまったという事実のみで、彼の命がやりとりされる理不尽を、我々はどう判断すればよいのか。

軍事裁判の正当性、そして組織の論理も、一方ではよくわかる。ハンプを例外として情状していては、軍という非情な組織は内部崩壊を起こしかねない。

その2つの正義のせめぎ合いのなか、弁護人を務めるダーク・ボガードが演じるハーグリーヴィス大尉は、必死になって落としどころを探るのだ。

だが、ハンプの3年の労苦には報いようという一筋の光明が、おそらくそれは平時の裁判であれば、当然考慮されてしかるべき情状酌量の余地が、一顧だにされない軍の内実と正体……ここで我々は二度、裏切られる。ハーグリーヴィス大尉の疑念と一体化している自分に気づく。

個人の自由やら尊厳やらを声高に叫ぶことが許される現代において、さらに日本という稀に見る平和な国家に暮らす我々にとっては、「銃殺」は対極の世界の出来事に見えるだろう。

しかし、その実、福島原発の事故を見るように、映像に騙されて真相が隠され、為政者の怠慢と悪意によって、なにも正しいことを知らされないまま、一方的に命を危険にさらされている現実は、「銃殺」が描く主題と何も変わりはない。無知で善良なハンプ二等兵は、我々の写し絵でもある。反戦という言葉で終わらない、無知と無関心が織りなす現代の病理をえぐった作品だと言えるだろう。

人生の重さと美しさが、戦場という異常空間で個人の匿名性と命の軽さに対比させられる実態を、実にコンパクトに描き出しているのが見事だ。一件無意味な、同僚兵士、士官の振る舞いもすべてが観客の内面を掘り起こすメタファーになっている。

第一次世界大戦の戦場の相貌を、ドイツ軍兵士の目線で描いた傑作「西部戦線異状なし」は、まったく同じ時期の、塹壕を挟んだ向かい側での出来事を描いている。両作品をセットにした時、戦争の非情と愚かさは触感さえ伴うリアルで迫ってくるに違いない。
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