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銃姫 11 (MF文庫J た)
 
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銃姫 11 (MF文庫J た) [文庫]

高殿 円 , エナミ カツミ
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

――ついに、完結!!


宝石谷を遠く眺望する丘すらも包みこむ轟音――。
崩落する宝石谷の光景に、アンブローシアはセドリックの無事を案じて飛びだし、砂丘の神殿を駆け下りる。しかしその足はすぐに止まった。目の前の階段をゆっくりと上ってくるその男――!! ついに対面を果たした竜王アスコリド=ミトとガリアンルードの王女たるアンブローシア。冷淡に、残酷に、嘲笑するように語られるその“罠”に、アンブローシアは戦慄を憶えてセドリックの名を呼び叫ぶ……。
銃と魔法の本格異世界ファンタジー、ついに全ての弾丸が打ち尽くされる!!

内容(「BOOK」データベースより)

夢のような日々は、思いも寄らない形で終幕を迎えた。忽然と姿を消したアンブローシアを求めて、セドリックは親友ティモシーを頼り、再び旅に出る。しかし、灰海戦でセドリックは魔力槽に深刻なダメージを受け、まったく魔法が使えない身体になってしまっていた。ただの人間に戻った彼は、それでも“絶対信仰中枢”へ向かおうとする。そのころ、暁帝国の皇帝ベルトリーゼは、十万の艦隊を編成し、御代をかけての大親征を行おうとしていたのだった。はたして、竜王アスコリド=ミトとの結婚式へ向かうアンブローシアの真意は。そして、本当の“銃姫”の正体とは!?銃と魔法の本格異世界ファンタジー、ここに堂々完結。

登録情報

  • 文庫: 323ページ
  • 出版社: メディアファクトリー (2009/12/22)
  • ISBN-10: 4840131325
  • ISBN-13: 978-4840131322
  • 発売日: 2009/12/22
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 322,601位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By YKS トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「俺は行くよ。この旅の終わりを、知るために。」
「わたしが、あなたを守るから・・・!」
本格ファンタジー大河小説、堂々ここに完結。

終わりました、セドリックの旅が。
長かった・・・。
14で旅立った彼が、旅路に決着をつける時には17になっていた。
まるで彼の成長を見守り続けてきたかのような話だった。
そして、事実そういった物語でもあった。
世界を回り多くの人と出会い、親交を持ち、中には相容れずぶつかり合う者もいた。
そういった人らと命の奪い合いをすることも一度や二度ではなかった。
その結果、時に体を傷つけ心までも傷つくことがあった。
そうして立ち止まり、時をかけて傷を癒やし再び立ち上がる。
その繰り返しが3年という歳月となり、彼を大きく成長させた。
時の流れがあり、人の成長を見届けられる物語というのものはやはり良いものだなぁ、としみじみ思う物語だった。

さて、そういった銃姫シリーズだったが、最終巻はというと、最後にふさわしくあまたの欠片が繋がり大きな絵を描くかのごとき怒涛のラスト。
最終的にセドリックとアスコリドという個の激突というちっぽけな枠をぶち破り、人のエゴと歴史の全容を明かし、その贖罪をめぐって世界の在りようを説く/解く物語になっていた。
水の精霊王、メンカナリン、スラファト・・・そして、銃姫。
すべての謎が解き明かされひとつのところに収束し、腑に落ちる過程は読み応えあり。
また、アルコリドを悪としセドリックを善とした単純な勧善懲悪の物語ではない点も秀逸。

そして、当初から群像劇を描く構想で書き始められているおかげか、登場人物が増えていった結果収集がつかなくなるといったこともなく、各人の営みとその存在が物語の連環の中で見事に機能していた。
特にプルートの物語は“個人”の物語としては、セドリックやアン、他の誰をも差し置いて一番のハイライトかも知れない。
また、かねてより懸案だったエルウィングも幸せな結末を迎えているなど、諸々のことに消化不良のない綺麗な終わり方をしている。

昨今の潮流からすれば決して“売れる”タイプの作品ではなかったが、魅力的な人物達、充実したストーリー、長編としての完成度どれをとってもお気に入りの一作となった。
こんな満足感のある長編は久しぶりです。
(尚、10巻で見られたような誤字は11巻ではほとんど見られない)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dh4189 VINE™ メンバー
形式:文庫
シリーズ11巻にしてラストの1冊。

まさにラストにふさわしく、非常に濃い内容。今まで謎のままでいた部分などもきれいに解決。最初の巻のような魔法によるバトルというよりは、ここまでくると、1個の人間同士の戦いといった面がかなり強くなったように思う。ラストのエピローグの展開などは、ある意味においては、ハッピーエンドでないようにも思えるが、こういう形で話を持っていった以上は、必然の展開のようにも思える。

あとがきで作者は「群像劇を書いてみたかった」 と書いているが、正にそれぞれの生き様がぶつかる群像劇という言葉がふさわしい、非常にダイナミックなスケールの大きな物語になっている。王道のファンタジーというか、ライトノベルとかいうよりは、もっと指環物語とかそちら側の作品だと思う。

またいずれ、まとめて前巻を読み通してみたい作品だと思う。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
色々な人々の想いが交差する中、物語は終焉を迎えます。
こうなってみれば物語の中で絶対的な『悪』として描かれていたスラファトも、そうして『正義』の象徴であるべき主人公も、こうなってみればどちらが『正』であったのかは曖昧。

銃姫の正体も遂に明らかになり……。

ああ、成程。
と思うと同時に「いままで散々、銃姫の弾丸を作るとか嘘ぶいてたのはフェイクか」と少し疑問も残りましたが、まあ誰にとっても程度納得できる正体であったのだと思います。
少なくとも、今までの複線との筋道は通っていると思いますが、期待していた分、インパクトは少なかったのかもしれません。

ビーンズ文庫の『そのとき』や『遠征王』の読者であった私にしてみれば、これからのセドリックの行く末には、一抹の恐ろしさもあるのですが……。
兎も角、(一見して)幸せな結末が訪れ、悲観的な結末が予想されていたこれまでの流れを打ち切って、最高の形での『めでたしめでたし』であったのかなと思います。

月の時代は終焉を迎え、これからは星の時代がやってくる。

最後に、銃姫を読むことができてとても幸せでした。
ありがとうございます。
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