題名を見て、どうせアメリカ人は血の気が多いから銃が大好きだ〜なんてことが書いてある
と思いながら読んでみたら全然違った。
アメリカの銃社会の現状から書き起こし、銃による先住民族との闘争の歴史、それが合衆国
憲法修正第2条の「市民が武装する権利」に反映されており、そして現在に至るまで、常に
銃規制が政治の争点となっているが、最強の圧力団体・NRA(全米ライフル協会)の
ロビー活動により、民主党ですら手が出せない状態となっている様子が描かれている。
息子が射殺されても銃規制に反対する父親、一家に一兆、銃を持たなければならないという
条例のある都市。オバマ氏も大統領選挙に出馬するにあたり、銃規制派から転向した話。等
興味は尽きない。
また、このような文化が、撃たれる前に撃つ(イラク戦争)という対外政策に結びついている
というのも説得力がある。
誰もが銃を持てる世界(アメリカ)と、誰も銃を持てない世界(日本)では、どちらが良いか
歴然としていると思うが、これこそが日米文化の最も異なる点なのかも知れない。
最後に、この本を読めば日本人なら誰でも思うであろうことを一言。
「秀吉さん、刀狩り、ありがとう!」