個人的にシングルにはお金を使わない性分なので、銀魂のアニメ上で「この曲良いな」と思った曲でも結局購入を見
送ってしまう私には、歴代のED・OPが60分超のボリュームで纏められた「銀魂BEST」シリーズは格好のアイテム。
今回は第1期アニメ3年目後半〜よりぬき銀魂さんのOP・ED+劇場版新訳紅桜篇に起用された全17曲を一気に収録。
銀魂のタイアップ楽曲は、その時期に放映されるシリーズの色に沿ったものが起用され映像とのシンクロ度も高い為、
どの楽曲も映像と結びついた形で心に残るものばかり。CDを聴き通すと、各時期に放映された様々なエピソードの感
動が一気に蘇り胸が熱くなりました。気分によって音のみ・映像付き両方の形で楽しめるお得盤になっています。
音の特徴としてギターを基調としたポップロック調のものが多い為、演奏者はバラバラでも驚く程統一感があります。
今回各曲のフル・バージョンを聴いて感じたのが、銀魂とリンクさせなくともそれ単体で良く出来た曲が多いということ。
ブックレットに掲載されたアーティスト達の写真を見ると、大体10〜20代の方が多いのでしょうか。自分よりも一世代若
い人達の書く、前向きなエネルギーをもったメッセージと音から大いに力を貰えたのは予想以上の収穫でした。
サウンド的にはロックサウンドにスクラッチやラップ、電子音を散りばめたミクスチャー調の楽曲が多いこと等、現在の
若手バンドのトレンドが浮び上がる様でなかなか興味深かったです。
そんな楽曲群の中でもやはり銀魂ファンの思い入れが強いのはDOESさんになるのでしょう。劇場版起用の最終2曲は
映画館での心の震えが蘇ります。放映中の第2期にて彼らを引き継ぐ立ち位置の人が果して現れますかどうか。
個人的に嬉しい付随アイテムが、CDブックレットサイズのイラスト・カード集。各OP・ED映像からワンカット収められたも
ので全6枚入。銀魂ファンに向けては勿論サービス一杯のベスト盤ですが、ファンのみならず、若手バンドによる勢い
あるロック、ポップスを纏めて聴きたい方にもお薦め出来る、一音楽作品としても優れたCDです。