銀魂のサブタイトルは黒バックに白筆文字で書かれている。ところが、タイトルクレジットのどこかに読みとれるかどうかの大きさで数字が書かれてあったようだ。その発端となった「カウントダウン開始」は、某放送局の音楽番組をパロったものである。CM明け、本家さながらの「アーティスト顔だし曲紹介」からEDへとつながる展開は、今見ても爽快さを感じる。
1本目の歯医者の話は「似てる二人は喧嘩する」を彷彿とさせる銀さんと土方の子供じみたやりとりが白眉だ。本編はホラー色を濃くすることで、我々が抱く「むし歯の治療」における恐怖感、如何わしさをクローズアップした内容になっている。
後半の2話は10月に放送された「紅蜘蛛編」の前半。第4シリーズにしては初めてのシリアスものである。「吉原炎上編」で陽光がふりそそぐようになった吉原桃源郷が舞台であるが、「吉原〜」の続編をにおわせつつ、久々の登場となった月詠もさることながら、銀さんの師匠である松陽の関係にクローズアップされ、近年のジャンプ漫画ではお目にかかることがない、稀有なアダルトなムードが漂う作品である。「銀魂」のうれしいことは、少年雑誌にあって、こういう大人の色香漂うアダルトな作品をきちんと描けることにある。なんとかの一つ覚えで裸を出すことがアダルトではないのだ。
さて、本商品に付属するドラマCDは現時点での「新作」である。画面がない分だけ、いつもの万事屋BGオンリーを頭に思い浮かべてきくことをおすすめする。テーマは「最終回」ということらしいが・・・。