51話も放映された「シーズン其の参」におけるMVPは誰か?おそらくいかなる投票方式をとったとしても、土方がかなりの票を集めてしまうかもしれない。トッシーにはじまり、マヨネーズの瓶のコスプレや、ナウシカ的なこともあったし、フォロ方や、煙草を嗜むためにあの「改」的なアニメにも顔を出したこともある。しかも、このMVP男が3年目を締めくくるチューパット的な話のメインをつとめるのだ。
鎖に繋がれた土方。この衝撃なシーンはどこかで見たことがある方もいらっしゃるかもしれないが、おそらくテレビで「動画の状態」では初めてだと思う。総悟とのやりとりは全く飽きない。「銀魂」の緊縮予算におけるミニマムな話は、ある程度ロングランと認められた頃に放映してこそ、効果が発揮される。一応緊迫感あふれる「誘拐話」だが、随所にみられるどこかグダグダした感じが、作品の緊張感を緩めていることに成功している。しかも、前年に放送された星海坊主の「男なら〜」を彷彿とさせる「意外すぎるオチ」は分っていてもなぜか笑ってしまう。
150話はおなじみとなったオリジナル編だが、「最終章完結編」ということでいいのではないか。内容はアニメの最終回の見本市を銀魂流に「もしもコント」方式でつなげただけであるが、こういうシーンのために高杉が招聘されたという貴重な回でもある。高杉は「動乱編」の105話にわずかだが出演しただけに終わったが、他の出演者とは違って、出演させにくいキャラだけに、このシーンで高杉ファンの溜飲を下げたかどうか。グダグダ感をおりまぜながらも、妙に爽快感あふれるオチに、来たる4年目への期待をさせてくれる好編である。