22巻は銀魂のギャグの方法が少し変化したことを感じさせる、興味深い巻です。
下ネタに関しては、15巻のバナナ入刀・マダオ犬・将軍様のコンボも似たようなものなので、別に変化も違和感もありません。
変化はそこではなく、話の展開と落ちにあります。
厠編と桂脱獄編は、限られた登場人物とシチュエーションの物語といういつもの銀魂でしたが、マダオ寿司+ドライバー編は、オールキャラを登場させて話を動かすことを試みているようです。
話のオチを同じようにした点にも、作者の意図がうかがえます。
この傾向は乙姫編から見られ、多数のキャラがボケてボケてボケ倒して新八が〆る場面がありましたが、22巻はボケてボケてボケてボケ逃げるという方法をとっています。
ギャグが落ちてないと批判される方も多いでしょうが、
私は、これも銀魂のギャグの方法として有効と考えています。
作家の短編集などでは、ラストをわざと曖昧にして余韻を楽しませるものがありますが、それに近いものがあると思うのです。
落語ではないのだからすべてに落ちが必要ではなく、落ちまでの過程とその余韻を楽しむギャグも一つの方法ではないでしょうか。
次巻になりますが、桂脱獄後編はこの余韻が成功している名編だと思います。
今年で5年目の銀魂、この一年も楽しませくれることを期待しています。