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銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド)
 
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銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド) [単行本]

斎藤 純
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦争の足音が忍び寄る昭和九年、軍部の暗躍から実用自転車を使用した前代未聞の本州縦断レースが開催される。多額の賞金を狙い寄せ集めチームを結成した響木、越前屋、小松、望月の四人は、各々異なる思惑を秘めつつ、有力チームと死闘を繰り広げるが…。一攫千金を目論む出場者の悲喜劇、ロードレースの戦略や駆け引きを、日本推理作家協会賞作家が圧倒的なリアリティで描く、感動の自転車冒険小説。

内容(「MARC」データベースより)

昭和9年、前代未聞の本州縦断自転車レースが開催された。多額の賞金を狙い寄せ集めチームを結成した4人は、各々思惑を秘めつつ、有力チームと死闘を繰り広げるが…。手に汗にぎる自転車冒険小説。『岩手日報』連載に加筆。

登録情報

  • 単行本: 435ページ
  • 出版社: 早川書房 (2004/6/25)
  • ISBN-10: 4152085622
  • ISBN-13: 978-4152085627
  • 発売日: 2004/6/25
  • 商品の寸法: 20 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 135,221位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 オーソドックスな傑作, 2005/6/4
レビュー対象商品: 銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド) (単行本)
 昭和9年、まさに戦争の忍び寄る年に開催された大日本サイクルレースをめぐり渦巻く人々の思惑。そして抜きつ抜かれつのレースの展開の面白さが見事にマッチ。極めてオーソドックスな作りですが、安心して読める冒険ミステリーでしょう。まさか自転車レースがこうも面白いものだとは、正直、目から鱗の思いです。
 登場人物のキャラクター描写がまた巧い。それぞれの性格が確立されていて、感情移入しやすいのも読みやすいポイント。主要投登場人物は最後まで活躍するので、お気に入りの人物を応援するような読み方も面白いと思います。
 これを読んだ後はきっとツール・ド・フランスが見たくなると思います。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 サイクルロードレースをテーマにした本格的な冒険小説, 2007/9/25
レビュー対象商品: 銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド) (単行本)
戦前の日本を舞台に開かれた本州縦断自転車ロードレース。その白熱の行方を描いた作品である。’04年、「このミステリーがすごい!」国内編第5位に堂々ランクインしている。

戦争の足音が忍び寄る昭和9年、ある男がとんでもないレースを計画し実行に移した。山口県下関から青森県の三厩(みんまや)まで、本州を自転車で縦断するという<大日本サイクルレース>である。しかもレース用ではなく、泥よけや荷台がついた重たい商業用自転車を使用するというのだ。しかし人気は上々、海外からの参加も含めて、決して安くない参加費を工面して、高額賞金目当てに、大人数が参加する。それを取材する側もフランス人などがいて国際的だ。

山師的な主催者の狙いや、レースの裏にちらつく軍部の影、アマチュア化に逆行する大会に反対し、妨害を画策するブルジョア競技団体の動き、さらに、謎めいた参加者たちの真意など、さまざまな思惑がレースの背後で複雑に絡み合い、ただでさえ過酷なレースはより厳しいものになっていく・・・。

はじめは個人参加だった響木は、越前屋、望月、小松という、一癖も二癖もありそうな者たちに声をかけ、寄せ集めのにわかチームを結成してレースに挑むのだが、彼らの運命は・・・。

本書は、昭和不況の後遺症にあえぎ、戦争の泥沼にはまり込んでゆく時代を活写しながら、同時に自転車レースの魅力をたっぷりと描いた、冒険小説の傑作である。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 なかなかどうして楽しめる一冊であった, 2005/1/15
レビュー対象商品: 銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド) (単行本)
内容を簡単に言ってしまうと、「戦前に行われた自転車レースの話」。
これだけ読むと、マニアックな内容で、どこがミステリー?という感じであるが、なかなかどうして楽しめる一冊であった。
昭和9年、自転車競技がアマチュア化に向かう中、あえて本州縦断の賞金レースが企画される。競技の出場者、主催者、取材する新聞記者、そして「兵器」としての自転車の性能を見極めようとする軍部、さまざまな背景、思惑をもつ登場人物達が過酷なレースに挑む。実際、登場人物達それぞれの真の目的がつかめないままレースが続き、ミステリー仕立てで物語が進行する。果たしてレースは成功するのか?そして誰が「銀輪の覇者」となるのか?
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