孫子が「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」と述べたように、(「敵」と言うのは不適切かもしれないが)金融機関が何を考えているのか、どのような価値観に基づき行動しているのかを知り、かつ自分自身のことを知った上でそれを書面に落とすことが大切!
ということを、金融機関出身でもある中小企業診断士の著者が、非常に具体的な帳票サンプルや行動マニュアルを提示して、わかりやすく述べている。
とかく日本人は、「言わなくてもわかってくれるだろう。」と考えがちである。しかし、著者は金融機関への積極的かつタイムリーな情報提供が、融資を円滑に引き出すことや、「貸しはがし」に遭わないためにも重要であると説く。
大企業の社長と違って、中小企業の社長は一人何役もこなさなくてはならない。そんな中小企業の社長が、広報部長としてさらにはCFO(財務担当役員)として、いかに振舞うべきか、本書はそれを知るための絶好のバイブルと言っても過言ではない。