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5つ星のうち 4.0
企業、組織、国… 社会の歪みが生み出すもの,
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レビュー対象商品: 銀行籠城 (幻冬舎文庫) (文庫)
男が銀行に籠城。行内の人質を恐怖により支配します。 警察の動き方は過去の事件を参考に熟知した上の犯行。 金を要求する訳でもなく、政治的目的を持つ訳ではない。 逃亡を計画するどころか、名前を明かし、メディアに顔を出す始末… 男の目的は一体何なのか。 前半は、男の残虐さをこれでもかと見せつけます。 気にくわない者は射殺。 人質を全裸で従え、自分への忠誠を強要します。 極限状態、銀行支店内という狭い企業社会に表れる、人の本性を暴きます。 刑事との交渉も想定の範囲内。 何ら要求を出してこない犯人に対しては、警察も打つ手に困るところ… 次々と人質が殺される状況に、捜査本部も苛立ちを隠せない。 そこにも出てくる、組織社会の醜い一面。 キャリア・ノンキャリといった構造の歪みを描きます。 後半、ついに犯人からの要求が明かされる。 そこから一気にクライマックスへと持ち込みますが、そこでは、さらに大きな人間社会の歪みを浮き彫りにします。 何が男の行動を起こさせたのか。 きっかけは何だったのか… 冒頭に出てくる男の想いを引用します。 《それは単なる引き金に過ぎない。それを眼にしなくても、おそかれはやかれ決断していた。ただ、決断がはやまっただけの話だ。》 社会の歪みから目を逸らした結果、負の感情が溜まっている所は随所にありそうです… どんな「言葉」がその引き金になるのかは、想像もつきません。 しかし、高ぶった感情を沈めるために必要なのが、また「言葉」であるところに因縁を感じます。
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5つ星のうち 3.0
グロさを消した新堂冬樹。,
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レビュー対象商品: 銀行籠城 (幻冬舎文庫) (文庫)
人間の汚さを描かせたら日本一の作家、新堂冬樹のクライム・サスペンス。銀行に籠城する犯人とそれを追う刑事の話、といってしまえばそれまでですが、さすが新堂冬樹。すごいことになっています。 人質を全裸にさせて胸にマジックで名前を書かせ、命令を聞かなければ即座に射殺する。こんな徹底した恐怖で人質を動かしていく犯人は(心理描写は別ですが)新堂冬樹にしか書けません。 ただ、昔の黒の新堂作品と違い、とにかく狂ってる、汚い、醜いではこの作品は終わりません。救いというか人間味というかそういうものがちゃんとあります。 僕は真っ黒な新堂作品が好きなのでこの部分はちょっと好きではありませんでしたが、ここら辺は好みの分かれるところではないでしょうか。 新堂冬樹らしさうんぬんを除けば、とてもよくできたエンターテインメント小説です。
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5つ星のうち 2.0
無理がある,
By ジェダイ (神奈川) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 銀行籠城 (幻冬舎文庫) (文庫)
銀行に籠城し、残虐な限りを繰り返す。その目的が・・・あまりにも強引過ぎます。 どう考えても、結びつかないように思えます。 今まで読んだ新堂さんの作品では一番良くなかったです。
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