「抵当権消滅請求制度の実務」との題に惹かれて,
(現実問題これ以外に適当な実務本も見あたりませんので)
ダメ元で購入してみました。
結果,まあ,ダメとは言いませんが,この程度の内容なら,既にネットでググれば終わりの時代です。
かろうじて役に立つ部分は,第1章,10〜20頁の抵当権消滅請求制度で用いる文例,書式案の記載です。
叩き台が有ると無いとでは大違いですから,これは有用と認めましょう。
しかし,繰り返しますが,内容は既にネット上にある情報と大差は有りません。
が,情報を「本」として欲しい方には,良いかもしれません。
あとの部分は,「滌除」時代の筆者の武勇伝。
まあ,かろうじて69頁までの第2章は,滌除における実際が書かれていますので,
銀行の対応の実際が学べる,という点においては読んでおいて損はない部分です。
滌除から抵当権消滅請求制度に変わっても,実務担当者の感覚はそうそう変わらないので。
大変残念ですが第3章が見苦しい。
筆者の様々な超武勇伝が,筆者にしか理解できない文章で垂れ流されています。
どうして,人は,こういうものを書きたくなってしまうのでしょう。
歳を取る,ということは悲しいことですね…