例えば、幼稚園でみんなと遊んだ後、迎えが来なくて独りだけ取り残されたような…。
それで寂しくて泣いていた時に、不意に誰かが抱きしめてくれて安心したような…。
そんな『子供のときに感じた寂しさや恐怖』と『それを消し去ってくれた安心感』をじんわり思い出して、
思わず「良かったね。良かったね…」と涙するような作品でした。
小さな頃、外で遊んだ帰りに家で誰かが待ってくれてると、訳もなくホッとしたりとか。
そんな不思議な安心感を覚えたことはありませんか?
しかしこの作品の主人公達には、様々な理由によって「それ」がありません。
本来ならソコにいるはずの人がいない。
普通にあるはずのものが無いという空虚感・孤独感。
この作品は…そんな気持ちを抱えながら気づかず、誰にも話せなかった2人が出会う物語。
やがて失ったモノを新しい決意に変え、明日を望み頑張る物語です。
読めば読むほど「頑張って!負けるな!」と応援したくなりました。
余談ですが、この作者なら絶対に満足する結果になるだろうと勝手に期待をしています。