原田郁子ちゃんのソロアルバム三部作、最後の一枚。
初回盤CDブックは、銀河の絵(版画かな)のついた、大きなポスターふうになっている。
詞や曲のところには、いつものおおはた雄一さんや、オオヤユウスケさんや、永積タカシさんのほかに、忌野清志郎さんの名前もある。
(一緒に歌も、歌っています)
三部作の中でも「銀河」は、空へ宙へ、高いところへのぼってゆくアルバムだと思う。
夜、静かな部屋でひとり耳をかたむけると、三日月の舟に乗って、夜のまん中を旅しているような気分を味わえる。
そこには宇宙人が行き交う駅みたいな場所や、海のように見えるところや、森に似た景色もある。目にみえないラジオの電波を、偶然キャッチすることもある。
3曲め、「波間にて」は、おおはたさんのギターが苦しいほど切ない世界をつくりだしている。出だしの歌詞も好き。
あふれだした思いが 集まって 河になる
このまんま ゆきなさい なつかしい あの海へ
こんなふうにありのまま自分を表現することは、楽しさと同時におそろしくもあって、すごく勇気のいることだと思う。
だから郁子ちゃんの音楽を聴くと、表現することに勇気が出る。
おそれずに、ぐいぐいおしひらいてゆこう、という思いが、腹の底からわいてくる。