MISIAの2009年最新シングルです。
一足早くプロモ版を聞かせて頂きました。
ですのでネタばれが嫌だという方は申し訳ないのですが、読み飛ばしください。
「銀河」、誇張でなく、衝撃を受けました。
まさに初めて「つつみ込むように・・」を聞いた時のような。
曲のジャンルとしては「つつみ・・」とはかなり異なり、どちらかというと「果てなく続くストーリー」に似た壮大なバラードです。
しかし、壮大だけじゃないんです。
今までの彼女は壮大なバラードならいくつも量産してきました。
しかし今回は違うんです。どことなく切なくて、そして繊細。
バラードなのに、非常に動きのあるストリングのアレンジとコーラスワーク、メロディーライン。
まるで初期の頃のような抑揚を持った伸びやかなボーカル。
そしてメロディーに見事にまで合致した丁寧な歌詞。
ここ数年の彼女のスタジオレコーディングの中で最高といっても過言でないほど、緻密に、そしてダイナミックに織り成す世界。
それは銀河というタイトルからもわかる通りに非常にスケールの大きい、しかしそれだけでなく繊細で、丁寧。
スケールの大きさ、ダイナミックさというのは、比較の上で初めて実感できる。
自分という存在があるからこそ、見上げた夜空の大きさ、銀河、宇宙の広大さとダイナミックさに気がつく。そしていかに自分の存在が小さなものであるかが気づく。
自分の思い、願いそしてそれらの切なさ、愛しさ、そういった繊細でパーソナルな気持ちは、こうした自然のダイナミックの下に置かれることでより明確化し、表面化する。
今回のシングル「銀河」は、そういった自然のダイナミックさとの関係に置くことで、自分の気持ちの切なさや思いの強さをより鮮明に描いていくことに見事に成功している。
ダイナミックなんだけど、繊細。いや、ダイナミックであるからこそ繊細さが際立つ。
まさにこれに尽きると私は思った。
2曲目も、根本的には同じだと思う。
「いつまでも」は非常に短いピアノ一本の曲。
「銀河」とは打って変わって非常にシンプルであっさりした曲。
「銀河」とは曲のタイプは180度違うけれども、根底にあるのは「気持ちの繊細さ、切なさ、愛しさ」。
こうした気持ちを上手く表現している点では両者は密接にリンクしていると思う。
「銀河」の後に聞く「いつまでも」は、「いつまでも」単体で聞くより何倍も感情移入できる。
まさに両曲は表裏の関係にあって、だからこそ2分もないような短いこの曲がダブルA面としてシングルカットされている意味があるのだと実感した。
両者はセットです。是非一緒にお聞きください。
もう既にかなり書いてしまったため後の曲は省略しますが、どれも完成度の高いものばかり。
そして繰り返しますが根底にあるのは非常にパーソナルな感情。
ダイナミックで切ないシングルカット。
是非CDショップで視聴するだけでもいいので、皆さんに聞いて頂きたい。
そう思ってしまうほどの傑作だと思いました。