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今思うとデュアル文庫版が正編だけでも全20巻、つまり一冊あたり220ページとするとトータルでは4400ページになる大作だったという事がうかがえます。また黎明編に関していうと、結構目まぐるしく出来事が進展していると感じられました。アスターテ会戦、第七次イゼルローン攻防戦、帝国領侵攻作戦~アムリッツア星域会戦といった主要な戦いが3つも起きており、登場人物も黎明編のみのキャラクターを含めて多数登場するだけに内容が濃いと思えたからです(決して後のストーリーの内容が薄いというわけではありません)。
しかしながらヤンが一日でも早く軍人から足を洗いたいのにそれが出来なくなってしまったのも黎明編あたりからなのではないかと感じられます。優秀な人材を多数失った帝国領侵攻作戦の結果、同盟および民主主義の命運がヤンの双肩にかかるようになり、負ける事が許されなくなる状況になったのも後のストーリーを見ればわかります。そういった事からも私は、宇宙の覇者を目指すラインハルトと避ける事の出来ない運命を抱えてしまったヤンの二人の人生を確固たるものにしたのがこのストーリーであると考えています。
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