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銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫)
 
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銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫) [単行本]

田中 芳樹 , 道原 かつみ
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

宇宙暦八世紀末、銀河帝国と自由惑星同盟とにわかれ、ながい抗争をくりひろげてきた人類の歴史は、ふたりの天才の出現によって、おおきな転機を迎えようとしていた。覇権をめざす若き獅子、帝国軍上級大将ラインハルト。そして同盟軍においては一介の青年士官に過がなかったヤン―帝国軍遠征隊を同盟側が迎え撃った「アスターテ会戦」こそが、彼らの初めての邂逅であり、宿命の戦いの幕開けであった。名作の誉れ高き壮大なロマン「銀河英雄伝説」、ファイナル・バージョンとして刊行スタート。

登録情報

  • 単行本: 252ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2000/08)
  • ISBN-10: 4199050035
  • ISBN-13: 978-4199050039
  • 発売日: 2000/08
  • 商品の寸法: 15.6 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 一大宇宙叙事詩の幕開け, 2004/7/30
By 
Abell1689 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫) (単行本)
私はこの作品のノベルズ版を高校生から大学生の頃にかけて読んで多大な影響を受け、さらには原作を読み始めたのとほぼ同じ時期に当デュアル文庫版の挿絵を担当されている道原先生の手によるコミック版も読むようになり、道原先生の秀麗なキャラクターデザインにも惹かれました。当然の事ながら2000年夏に刊行された本書に始まるデュアル文庫版も本編と外伝、そしてハンドブック全てを入手して大切に保存しています(笑)。

今更ストーリーを説明するまでも無いかもしれませんが大まかに言うと、遠未来、宇宙に進出した人類は銀河帝国と自由惑星同盟という二大勢力に分かれて150年間にわたって抗争を続けていたが両陣営から二人の天才、帝国のラインハルト・フォン・ローエングラムと同盟のヤン・ウェンリー、が出現した事によって時代は大きく動き出していく・・・、となるでしょう。

スペースオペラの形をした架空歴史小説だけに、その中から政治や戦争、そして人間の生き方に至るまで色々な事を知る事が出来ました。何よりも「民主政治は善、専制政治は悪」といったステレオタイプな勧善懲悪ではなく相対する双方の陣営にも正義があり、さらには「理想的な専制政治、腐敗して堕落した民主政治」というノベルズの刊行時には画期的だったと思われるテーマを挙げている事に深い魅力が感じられ、その魅力は20年以上が経過した今でも色褪せていないと思っています。ストーリーを辿っていけば、ラインハルトとヤンの二人はお互いが良きライバルとして認め合っているだけに、どこかで上手く共存共栄していく事が出来ないのかともどかしい気持ちになる事もありました。

銀英伝自体を改めて考えてみると、この作品が日本のSFメディア(小説、コミック、アニメ、ゲームなど)の一つのスタイルとして確立されていると思う事があります。というのは銀英伝の(ノベルズ版の)本編終了後の80年代後半から21世紀となった現在までに出されている純文学系あるいはライトノベル系のSF小説(またはファンタジー小説)に銀英伝の影響を受けた作品が見受けられるからです。宇宙を舞台にしたシミュレーションゲームで二つの勢力が大艦隊戦を繰り広げるという設定もその影響の現われであると感じられます。

こういった事からも銀英伝は、日本のSF界に一つのスタイルを確立した作品だけではなく、歴史や政治、戦争に対する考え、そして人間の生き方といったものを読む事が出来る作品でもあるだけに、後世に語り継いでいくべき作品であると思っております。

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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ここから始まった…, 2004/7/29
レビュー対象商品: 銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫) (単行本)
中学三年二学期、受験勉強真っ最中、担任の先生に
「田中芳樹さんでおもしろい本ありませんか」と尋ねところ、
「銀河英雄伝説!」と即答され、気晴らしにと手をつけたこの作品。
受験生の敵でした(笑)。

銀河帝国に彗星のごとく現れた若き勇将ラインハルト(初めて挿絵を見たときオスカルかと思った)

対するは、自由惑星同盟の隠れた天才戦術家、ヤン・ウェンリー。
この二人の戦いに絡ませて、国家の隆盛、衰退、君主制と民主主義など、さまざまなテーマを描ききった作品です。
私なりに思った「だから面白い!」理由は

・ 物語の土台となる世界の歴史背景がしっかり構築されていること
・ 戦争物の醍醐味の一つ、バトルシーンに、今度はどんな作戦だろう?と期待が持てること
・ 一人一人キャラが立っている、人間らしい登場人物
・ 容赦なく魅力的なキャラたちが死んでいくこと
・ かつ政治面の描写に手を抜いていないので、安易なキャラ小説にな
  っていないこと
・ 「堕落した民主政治と、君子による君主制」どちらがより良いかという問いかけと、それに対する作者なりの答えに共感できたこと

…まだあるような気もしますが、こんな感じでしょうか。

さらに個人的嗜好を言えば、天才なのにどこか抜けているヤン提督(口癖は「早く退職して年金暮らしがしたい」)と、
極悪非道と評されがちですが、何より国家のことを考える帝国軍のオーベルシュタインが大好きです。

余談ですが、最近流行の「左右の目の色が違うキャラクター」の元祖って、
もしかしたらロイエンタールだったりして(笑)

デュアル文庫版には、一冊おきに巻末メイキングが含まれています。
こぼれ話が気になる方も、ちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。

二十冊にも及ぶ大作になっていますが、合格祝いに一挙購入、もちろん一気に読みました。
卒業式まで先生と熱く語れた一冊です。

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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 面白いですね~, 2003/7/2
レビュー対象商品: 銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫) (単行本)
未来の歴史書を読んでいる感じです。最初は、長いので全巻そろえるのはお金がかかるし、買うのはよそうと思っていて、ある日、試しに一巻だけ買ってしまったらもう止まりません。結局全巻買いました(笑)。

文章が整合されていてとても読みやすいです。どんどん進みますね。私はアニメを観た後に読んだのですが、何も知らずに読めばかなり面白いのではないでしょうか。ラインハルトとヤン、二人の巨星の壮絶な戦いは男子なら誰もが憧れてしまうところ。ただ、ヤンには花を持たせすぎでしょう。銀河帝国のあらゆる名将がヤン一人にしてやられる。それじゃあかっこよすぎるから、いろいろ欠点を露出させているが、それがかえって彼の人間くささ、魅力になっている。というわけで私もヤンが一番好きです。塊??性ファンならラインハルト、ユリアン、ロイエンタールあたりの美男子を好きになるんだろうけど、私に言わせればヤンがダントツで魅力的です。男性なら多くの人が認めるところではないでしょうか。

SFとはいっても戦略や戦術を重視しているところがナイスです。三国志の諸葛孔明が好きな人はラインハルトとヤンの戦いは楽しめそうですね。また、政治理念なども関わってきて、良き専制政治と悪しき民主政治はどちらがましか?という問題も興味深い。戦争が起こるまでの様々な陰謀、策略、大義名分、かなりリアルでいろいろ勉強になりました。

為政者の堕落ぶり、狡猾さ、悪辣さも表現され、歴史や政治に興味も持てるようになるので、中学生ぐらいの人は読むといいかも。

SFというとあんまり役に立ちそう!もないイメージでしたが、こういう本があると、何が役に立つか分からないな~という感じです。いろんなジャンルの本を読むべきだということが分かりました。親御さんもいろんな本を子供に読ませた方がいいですよ~。

SFというより歴史に興味のある人、おすすめです。

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