実際に銀座の高級クラブホステスの中には、何人ものお客様とおつき合いし、多額のお小遣いをもらいながら、高級な着物やアクセサリーを身につけ、働きつづける方も少なくないです。自己顕示欲が強い、また華やかな世界から離れられないのが理由でしょう。しかし、この作者の場合は、【囲われる】という目的がはっきりしていて、本来高級クラブホステスに必要な要素(いいお店に行き、舌を育てることやセレブなお客様と対等にお話できる知識など)を身につけることなどにも努力を惜しまず、自分の最終的な目的を達成するまでまっしぐらという生き方に、私はかなり気持ちよく、またおもしろく、読ませていただきました。ただ、恋愛テクニックというよりは、囲われるという目的をもった一人の女性のフィクション本(物語)として読むのがいいかと思います。