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銀天公社の偽月
 
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銀天公社の偽月 [単行本]

椎名 誠
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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単行本 --  
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商品の説明

内容紹介

脂まじりの雨が降る街を、巨大でいびつな銀色の月が照らしだす。銀天公社の作業員が、この人工の月を浮かべるために、月に添って動くゴンドラで働いている。そこは知り玉が常に監視し、古式怪獣滑騙が咆哮する世界だ。過去なのか、未来なのか、それとも違う宇宙なのか? あなたかもしれない誰かの日常を、妖しい言葉で語る不思議な7編。シーナ的言語炸裂の朧夜脂雨的戦闘世界。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

脂まじりの雨が降る街を、巨大でいびつな形の人工月が照らし出す。朧に霞むしずかにやわらかい月だ。月の回転と連動して、補助軌道の歯車レールの上を人の乗るゴンドラがゆっくりと動いていく―。ここではないどこかで、あなたかもしれない誰かが、今日もひっそりと暮らしている。シーナワールド全開のファンタジックなストーリー。

登録情報

  • 単行本: 192ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/9/28)
  • ISBN-10: 4103456183
  • ISBN-13: 978-4103456186
  • 発売日: 2006/9/28
  • 商品パッケージの寸法: 5.8 x 3 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 910,097位 (本のベストセラーを見る)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 待望の超常小説連作短篇集 2007/3/4
By 竹の梯子 VINE™ メンバー
形式:単行本
濃密な語感に満ちたねっとりとした文体(読みにくいけれど、それが豊穣さを醸し出す)で近未来の退廃した世界が描かれた作品集。近作「砲艦銀鼠号」(集英社)のあまりの淡白さにシーナも寄る年波には勝てぬのかと切なくなったが、冒頭10行ぐらいを読んだらSF3部作のあの「シーナワールド」がどわんとカムバックしており感涙。一篇一篇がとても短く、もっと長々とずぶずぶ読み耽っていたいと思うのは贅沢な気持ちなのだろうか。「武装島田倉庫」(新潮社)でキラリとした印象を残す灰汁が登場する「水上歩行機」は作者から読者へのプレゼントだと思って味わい深く読んだ。近日文庫化される「走る男」(朝日新聞社)以降新作長篇SF小説にとんとお目にかかっていないが、本書を読むと久しぶりに「アド・バード」(集英社)のような骨太作品をむしょうに読みたくなってしようがない。
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By 夏草
形式:文庫
近年の椎名SF作品では個人的にナンバーワンだと思います。

この作品は他の椎名SFと比べて、熱帯夜のような陰鬱な閉塞感や感傷の入り込まないドライな展開といったハードボイルドな面が強く出ている気がします。(そんな中にも壮年夫婦のちょっとした描写や終戦後に生き残った生体兵器の物哀しさといった独特の叙情性やユーモア感覚があって、椎名誠だなあというかんじがしますが。)
私は特に、淡々として牧歌的にすら感じる話運びの中でふと暴力性が匂わされる冒頭二作にやられました。のほほんとしたおっさんだと思っていた職場の人とふとしたキッカケで話してみたら意外に鋭い目をされてドキっとする、みたいな感じがあります。

ただ、はじめて椎名SFに触れる方にはちょっと敷居が高いかもしれません。独自の世界観が濃厚に出た作品集ですし、閉塞感があってすいすい読めるわけではないので……。やはり少々厚いですが物語がよく動く『アド・バード』などの方がとっつきやすいと思います。
そういった意味で☆ひとつ減らしました。
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5つ星のうち 5.0 あの世界が帰ってきた! 2011/12/26
By stefano
形式:文庫
大好きな武装島田倉庫の世界だ。ひとつひとつの話の登場人物や場所や時間が繋がっていそうで関係のなさそうなもどかしいところもたまらない。こういう小説を書くときの椎名誠は天才だと思う。もっともっとこの世界のことをたくさん書いて、トーノタダシや他のみんなが、そしてこの世界がどんな風になっていくのか教えてほしい。
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