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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今後が楽しみな作家,
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レビュー対象商品: 銀二貫 (単行本)
『出世花』に続いて、出版されて間もないこの本を読んでみた。『出世花』とは打って変わって、上方の寒天を商う商家が舞台の長編人情話。 史実に基づいているかは定かではないが、練り羊羹の誕生の秘話を筋に、主人公と幼馴染の少女との恋物語を絡め、ところどころに「銀二貫」というキーワードを主人公の20年間にちりばめ、かなり良くできた話だ。 途中、何度も涙しそうになる話だけど、決してお涙ちょうだいの話ではなく、主人公や彼を取り巻く人たちの凛とした生き様が見事に描かれている。 彼女の本を読むのは2作目だけど、かなり気に入った。最近、読んだ時代物ではベストかもしれない。いや、時代物に限らず、今年読んだ小説の中でもベストに近い。 本当に楽しみな作家だ。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
時代小説読み以外にも万人にお勧めできる良書,
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レビュー対象商品: 銀二貫 (単行本)
題名を見て、江戸期経済小説かと思いきや、大坂(阪ではない)を舞台とした人情一代記でした。 しかし江戸ではなく天下の台所大坂を舞台にしただけに 商人の気概と悲哀とをリアルに描くことに見事成功している。 エピソードの数々がどう考えてもかなり平凡、かつ 話の筋や構成が容易に先読みできるにもかかわらず 最後まで読者を掴んで離さないのは、 リズム感ある平易な文章で、出世モノの王道のパターンが しっかりと描かれている点に拠るところなのだろう。 渋い寒天/心太(ところてん)問屋の話ながら 時代小説読み以外にも万人にお勧めできる良書である。
31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いつか直木賞受賞して欲しい,
By ステラドン (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 銀二貫 (単行本)
「八朔の雪」が書店で目に留まりこの著者のことを知りました。「八朔の雪」は中盤から涙が止まりませんでしたが この「銀二貫」は最初から涙が出続けでした。 この2作品に共通する読んでとても幸せな気持ちになる読後感は 何からくるのだろうと考えました。 商売人としての良心というよりも人間としての誠実さに あふれていて、自分もこんな風に生きたいと思ったし、 人への愛情、仕事への努力、そして生き方の誠実さ を改めてもっと意識して行こうと感じました。 そんな風に自分の生き方に照らし合わせて読まなくても ただ、単に上方の商売人の物語として読んでも とても面白いとは思いますが、普段小説読みながらはそれほど 泣かない自分が号泣に近い泣き方しながら読んだということの 理由を考えてしまいました(笑)
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