ほとんどがカラーページで何を育てようかと眺めるだけでも楽しめる、初心者向けのちょっとおしゃれな解説書です。監修がNHK「趣味の園芸」果樹の回でおなじみ、岡山の果樹専門ナーセリー園主・大森直樹氏で、とてもわかりやすい。基本は果物1種類につき「プロフィール・栽培基礎データ・品種紹介」が2ページ、植え付けから【2年目まで】の栽培スケジュールと剪定などの作業管理解説が2ページ、計4ページずつの構成になっています。一般的な果樹はほぼ網羅してあって、特に柑橘類は6グループに分けて書かれていますが、熱帯果樹のジャボチカバやドラゴンフルーツが載っていないのは残念。バナナやパパイヤ、アボカドも(鉢だと結実が難しいから?)載っていません。でもマンゴーやライチ、ポポー、フェイジョア、グアバ、アセロラ、パッションフルーツは載っています。ブドウやキウイはよくあるあんどん仕立てじゃなくトレリス仕立てを掲載していたり、ブドウの摘粒は一般的な房の下部ではなく上部の粒を残すほうが「絶対おいしい」と勧めているなど、目からウロコの家庭栽培向けテクニックもあります。どれもテラコッタやスリット鉢で育てた姿(全体)が写真で載っていて、樹形が見た目にわかりやすい。あと、くだもの料理のレシピも8ページあり、こちらはフードスタイリストの黒瀬佐紀子氏が担当。美味しそうな写真がいっぱいです。