確かに話は遅々として進みません。
これはデビュー以来のゆうきまさみさんの特徴で、特に主人公のバーディーは宇宙人で居ながら極めて多い制約で縛られている一介の公務員なので仕方が無いと思います。
逆にこの巻では珍しく激昂してしまいますが、誰かに嵌められた様に思えます。以後かなりまずい状況に追いやられるのは必然で、どう抜け出るのかが見所です。
若い頃は随分癒されたバーディーの衣装ですが、現在ではもう少し露出の少ない(地球人が見ても動揺しない程度の)服装にしても良いかと思います。すでにチラリズムのお色気でサービスする必然性もあまりなく、深刻かつ複雑なストーリーから乖離しはじめている様に思えます。
一時期は、能力の大半を開放せずに居るバーディーがその潜在能力を解き放ち爆発するストーリーを期待していたのですが、超人的能力を持った主人公が成熟し、危険な任務に付きつつも人間(宇宙人ですが)であり続ける事を選択する「非凡の中の平凡」とでも言うべき作品になるのも悪くないかな、と相変わらず瑞々しいゆうきまさみさんの絵を見て思いました。