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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本を憂う篤志の人にはぜひ読んでほしい,
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レビュー対象商品: 鉄板病 (単行本)
近年、巷にはびこる「困った人たち」が増えている。自分勝手で、わがままで、常識を欠き、目先の損得しか見えない、 自分だけ良ければそれでいい。 そのようなどうしようもない人間が確実に増えている。 特に、「鉄板(主流派の行動・ハズしてない行動)」を求め、 自分が鉄板ゾーンを確保できるなら他人の迷惑など何のその。 そんな人たちが確実に増えている。 しかもそれらがマジョリティを占めそうな勢いで増殖している。 本書はそれら「困った人たち」の言動をつぶさに取り上げ、 「鉄板病」という名前をつけ、論じるものであります。 飲食店で理不尽なクレームをつける客。 給食費を払わない親。 政治家や有名人を持ち上げたかと思うと次はこき下ろす。 成功した人を引きずりおろして、相対的に自分が「得した」と安心する。 手前勝手な理由で正当化し、救急車をタクシー代わりに使う。 いじめ問題と、流行に乗り遅れまいとする心理との構造的共通点。 標準から外れるのを恐れる一方で、他人の些細なミスを攻撃して揚げ足を取る・・・etc. 困った人たち、しかし特別ではなく、よくいる人たち。 「あるある!」といちいち頷きたくなる事例のオンパレードである、 「鉄板」であることは、すなわち「多様な価値観」を知らない・知ろうとしない、 あるいは排除する…ということだ。画一的な価値観がどんな危険をもたらすのか、 我々は既にそれを歴史で何回も学んできたはずなのに、それをいま再び繰り返そうとしている。 著者はそういった風潮に警鐘を鳴らしている。 個人的に、今まで著者のおちまさと氏は「イロモノ」というイメージだったが、 本書を読んでガラリと印象が変わった。 ぜひこの思想を番組作りに反映し、無知蒙昧で自己の利益にのみ腐心する大衆を啓蒙してほしいものだ。 憂国の志士なら必読の良書である。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
毎日が生きにくいと思ったときに、読んでみる。,
By まえちゃん (東京都葛飾区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 鉄板病 (単行本)
『鉄板』という言葉が、「はずさない、間違いが無い」という意味で使われること、知りませんでした。タイトルに惹かれ手に取り、うなずけることが盛り沢山で、一気に読みました。 鉄板病とは、常にハズさない、失敗しない、鉄板でいることばかりを求め、鉄板でいることが正しいと思い込んでしまうこと。 第1章 「鉄板病」の初期症状 「鉄板病」の初期症状のチェックで、まず読者の鉄板度を自覚させます。 そのうえで、最近見られた鉄板病と思われる現象を13例挙げています。 例えば「話題のダイエットDVDは早速購入した」 「本を買うとき、上から二番目をとる」など。 思わずニヤリとしてしまいました。 第2章 周囲を巻き込む「鉄板病」 鉄板病は多数派主義、過半数主義であり、鉄板病の人々はそこに属することで安心を得たい。 さらに、過半数ではない人たちへの反感や敵意をもち、切って捨てようとしたり、 多数派であることを強要するなど、周囲を巻き込んでいく事例を次々と挙げています。 第3章 「鉄板病」が引き起こす社会的合併症 世の中が鉄板病の人ばかりになるとどうなっていくのかを、具体的に挙げています。 抜擢や挑戦が姿を消すつまらない社会、プロが消えていく社会など、 かなりぞっとする社会が見えてきます。 第4章 「鉄板病」の治療と予防法 鉄板病にかからないための予防法、もしくはすでに罹ってしまっていたらその治療法の、 具体例を挙げています。 そんなことで〜と思える身近なことから、かなり勇気を持って実行しなければという例まで多彩です。 鉄板病でいることはとても楽なことかもしれません。 でも、鉄板だ!と思っていたことでも、目が覚めたら非鉄板になっていることもあります。 その時になってあわてないように、グレーの発想を持ちたいものです。 人に合わせることに疲れてしまった人、毎日がなんとなくつまらないな〜と思っている人、 今の自分を変えたい人などなど、ぜひ手に取ってみてください。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
高田純次 万歳!!,
By まわる "めぐる" (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 鉄板病 (単行本)
日本人として普通に生活していたら凝り固まらざるを得ない価値観を、 プロパガンダする側にもかかわる人間が、 その、あまりの現状を憂いて、 様々な角度からことばを選び抜いて 覚醒を促している感じでしょうか・・・ これだけ平易なことばを使って、 これだけの情報量と考え方の指針 を与えてくれる本は珍しいと思います。 読む側の、 ことばから喚起される幾重にもバインドされたイメージ を見透かした上で言葉を置いていく感じ・・ しかもさまざまな人の目線からみて 刺激的になりすぎずに、 意図した内容が抵抗なく入っていく感じ・・ といえば適当でしょうか・・・ 社会生活上の正義に心のよりどころを求める、 日本の日常生活のなかで、 人が人を心の中で疑い裁きあうなか、 この本の内容が指し示している状態が 昨今、さらに進んでいると肌で感じます。 絶対的に正しい なにか があるわけではなく、 過去の蓄積によって、今の自分の解釈があるだけ、と考えられるなら 多少、めんどくせぇ・・のかも知れませんけど、 自分の正義だけをふりかざすことなく、 今、自分が思っていること、他人の言動、日常の中に入り込み見せられ続ける風景 も 再考の対象 として捉えることができるかもしれませんね・・・
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