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鉄塔家族 上 (朝日文庫 さ 32-2)
 
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鉄塔家族 上 (朝日文庫 さ 32-2) [文庫]

佐伯 一麦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

街のシンボルでもある放送用鉄塔の建設が進む東北の都市を舞台に、その麓に暮らす人々の生活を情緒豊かな筆致で、丁寧にたんたんと描く。小説家・斎木と草木染作家・菜穂の夫婦を中心に、喫茶店のオーナー夫妻、単身赴任のサラリーマン、一人暮らしの老婦人など、それぞれの家族が抱える喜びや哀しみを四季おりおりの草花や野鳥などに溶け込むように語っていく。2004年大佛次郎賞受賞作、待望の文庫化。

内容(「BOOK」データベースより)

街のシンボルでもある放送用鉄塔の建設が進む東北の都市を舞台に、その麓に暮らす人々の生活を平明端正な筆致で、慈しみつつ情緒豊かに描く長編小説。それぞれの家族が抱える喜びや哀しみを四季おりおりの草花や野鳥などに溶け込むように語られていく。2004年大佛次郎賞受賞作、待望の文庫化。

登録情報

  • 文庫: 366ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2007/7/6)
  • ISBN-10: 4022644044
  • ISBN-13: 978-4022644046
  • 発売日: 2007/7/6
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 220,617位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
古い鉄塔がデジタル化の波によって、新しい鉄塔に置き換わってゆく一年間が描かれてゆきます。その鉄塔のある風景は、その周りの自然(植物、動物、鳥)の一年間でもあり、更には、鉄塔の周りに住む人々の一年間の風景でもあります。
そして、鉄塔の周りに集まる人々は、そこにある自然と共に生きる「家族」でもあるようです。
序盤は、そうした「家族」たちの一人一人を丁寧に淡々と描いて行きます。その中でも、自然の描写は、実に生き生きとしており、作者の並々ならぬ愛情が感ぜられます。
後半に入ると、そうした「家族」も、鉄塔を取り巻く人間関係だけで生きているのではないということを、いやというほど感じさせられます。主人公の息子の家出の問題が、その最も大きな出来事ですが、それに対する主人公夫婦の対応は、世間の常識に捕らわれないナチュラルなものでした。そこで、私たちはほっとさせられます。でも、実際の自分を襲ったら、とてもそんな対応は出来ないだろうなと思います。
そして、新たな鉄塔の下に、「家族」たちの団欒がやってきます。それは、新たな春を迎えるものであり、新たな「家族」の出発でもあるのでしょう。
この本を読んでゆくと、日頃の雑事があほらしくなります。もっと、自然に生きられないものなのかと思ってしまいます。
心洗われる素晴らしい作品でした。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 100名山 VINE™ メンバー
形式:文庫
鉄塔家族というタイトルに購入するのが遅れた一冊です。
何かひょうきんな内容を想像してしまい、アマゾンで単行本として辛うじて在庫があった一冊を購入して読みました。
ノルゲもそうでしたが、実に丁寧に生活を書き起こしています。
ノルゲはある意味非日常でしたが、本書は日常の中の心情を細やかに一年ほど書き送ります。
人それぞれが表現力さえあれば、小説家になれる人生を送っていることが感じられます。
WEBの適当な地図サイトで本作の舞台となった大年寺山を眺めながら読み進めると、地元出身の部下曰く「子どもの頃サバゲイで遊んだり、部活で階段を上り下りしたけど、見るところなんて無いですよ。」との事だが、是非訪れてみたいと思うほど魅力的な風景を醸し出してくれます。
虚実織り交ぜての作品でしょうが、初期のストレートな私小説とは違ったよく昇華された作品です。
文庫版の表紙はあの柳の木をモチーフにしているのでしょうか。
小説に明確な寓話性や起承転結を求めないならば、本作はファンのみならずお薦めできる作品です。
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