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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この日を2年半も待っていた!/ファン垂涎の書,
By five-toed-sloth (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 鉄の神経お許しを 他全短編キャプテン・フューチャー全集11 (創元SF文庫) (文庫)
何といっても本書の見所は“旧版(早川版)の焼き直しではない”ことでしょう。つまり“未訳もしくは単行本未収録だった、キャプテン・フューチャーの全短編がまとめられている”のです! まさしくファン垂涎の書と言えるでしょう。私なぞは<キャプテン・フューチャー全集>1の巻末にあった刊行予定を見て以来、2年半の間心待ちにしておりました。なかなか出ないので心配していましたが、遂に刊行され、感無量です。肝心の内容においても、期待を裏切らない本でした。内容: 50年代に書かれた七つの短編……「キャプテン・フューチャーの帰還」、「太陽の子供たち」、「衛星タイタンの<歌い鳥>」、「鉄の神経お許しを」、「忘れじの月」、「もう地球人では……」、「<物質生成の場>の秘密」……がページ数の約6割を占めています。基本的に“暗いハミルトン”の作品です(もちろん「鉄の神経」を除く)が、長編とは違う趣きで楽しめます。 残り約4割のページが、主要キャラクターに焦点を当てた“掌編サイドストーリー”17本に割かれています。シリーズ本編では(間接的にしか)描かれなかった“グラッグ、オットー創造の経緯”、“サイモンが脳みそになった経緯”、“イイク、オーグがペットになった経緯”、“カーティス・ニュートンがC・Fとしてデビューした経緯”……などが詳細に語られます。 (追記) 巻末の一割弱を占める、伊藤民雄なる方(野田大元帥のお弟子さんか何かでしょうか?)による「解説」および「エドモンド・ハミルトン著作リスト」も労作です。特に後者は未訳/既訳、短編/長編を問わない全作品のリストでして、書誌学的に極めて貴重ですね。
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
キャプテン・フューチャー最終巻ですね。,
By てつたろ (福島県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 鉄の神経お許しを 他全短編キャプテン・フューチャー全集11 (創元SF文庫) (文庫)
長らく日本では一つにまとめられなかったキャプテン・フューチャーものの短編を一つにまとめ、さらに雑誌掲載時のコラムまでも掲載し、巻尾にエドモンド・ハミルトンの著作リストを掲載した豪華な一冊です。まさに、このシリーズの掉尾にふさわしい。発刊までずいぶん時間がかかったのは、いろいろ事情はあったのでしょうけれど、このまとめに時間がかかったものだと言われれば納得できます。解説には伊東民雄氏のマニアックな資料があり、熱い思いが伝わってきますね。 この本の全体の60%をしめるキャプテン・フューチャーの7編の短編は、シニカルで虚無的なイメージですね。気分が暗くなります。なぜこういう暗いテーマを描いたのか、不思議です。 比較的楽天的な話というと、表題にもなった「鉄の神経お許しを」ぐらいかな? かつてこれが翻訳されたとき、野田昌宏氏は長編の後の短編は全体的に面白くないが、この作品はまだまし、という紹介をしていたような気がしますが、どうだったでしょうかね。 こういう虚無的な世界もそれなりに面白いとは思いますが、脳天気な宇宙活劇の舞台ではそぐわないテーマではなかろうか。 残りは、さまざまな設定などのエッセイですね。 かつてディープなSFファンだったおぢさんも、すっかり年を取りました。(あはは) ありがたいことに、とにもかくにもキャプテン・フューチャーとはどういうものだったか、最後はどうであったかを見届けることができました。その結果に満足できなくても、墓場間近になってとやかく悩む必要はなさそうです。もって良しとしましょう。(笑)
18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
やぁ!坊や(ラッド)。,
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レビュー対象商品: 鉄の神経お許しを 他全短編キャプテン・フューチャー全集11 (創元SF文庫) (文庫)
最初に「彼ら」に会ったのは、もう30年も昔だ。出会いは、兄の本棚だった。小学生から中学生になろうとしていた“ボク”は、すぐに「彼ら」に夢中になった。太陽系の九つの惑星すべてに大気があり、様々な人々が住んでいる世界。サイクロトロンのエンジンを積んだ愛機:コメット号を操り、陽子(プロトン)銃を手に悪党と戦う「彼ら:フューチャーメン」。 人は「荒唐無稽」だとか「子供だまし」だとか「非科学的」というかもしれないが、「彼ら」の物語には確かに「未来(フューチャー)」があった。 気がつけば“ボク”は、もう「カーティス」の歳をとうの昔に越してしまった・・・。 (さすがにエズラ・ガーニーよりは年下だ) もう一度、この本を呼んで、あの頃の“ボク”に戻るのも悪くない。 PS アニメ版のエンディング曲(ポプラ通りの家)、とても好きでした(笑)。
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