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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ブッタとは対照的な作品,
By もののふ "備中守高松" (川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 鉄の旋律―The best 3 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫) (文庫)
友人の裏切りにより両腕を失った主人公は己の意のままに操ることができる義手を手に入れて、 復讐の狂気へとのめり込んでいく。 その狂気はやがて義手に乗り移り、 主人公の意思に関わらず、彼の復讐心、 狂気そのものとなっていく。 その矛先はやがて、 悲劇的な結末から己を憎む主人公自身にも向かう 人が誰しも持つ憎しみという負の感情 それが自分自身をも破滅に導くことを 端的に表した作品です。 だから善人になりましょうというのではなく、 人は自己破滅的な部分をどこかに内在している存在 なのだということを表現していると考えます。 そういう意味でブッタとは対照的な作品でした。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
苦しみと哀しみ,
By とほほ (藤沢) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 鉄の旋律―The best 3 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫) (文庫)
このマンガ集では人間の残酷さが描かれています。表題にもなった作品では復讐心の空しさ、哀しさが訴えられています。俗に「人を呪わば穴二つ」(呪われた相手と、呪った自分と両方が墓穴に入ることになる)と言いますが、そのことをビジュアルに表現した佳作でしょう。とても哀切な作品です。その他二編でも、人の残酷さ、憎悪心が描かれています。単にショッキングなアクションマンガで終わらせずに、読後に自分の心の内にも巣食う闇に気付かされるのは、手塚治虫氏ならではのことだと思います。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ブッタやブラックジャックもいいけれど・・・,
By
レビュー対象商品: 鉄の旋律―The best 3 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫) (文庫)
ブッタやブラックジャックもいいけれど、手塚治虫だったら俺はこのへんの短編マイナー系が好き。 ネタばれするので、 内容は書かないですが、 70年ぐらいのSF好きにはいいんじゃないかな? 勧善懲悪とかじゃ全然無く、 また氏のするどい人間描写に惚れ惚れとします。 読後の考えさせられる感じ、 良書で出会えるこの感じが手塚作品にはある。 手塚治虫が漫画の神様である所以だと思う。 これとは別に 『安達が原』もおすすめ。 文庫で出てるのかなぁ? 昔読んだ『ライオンブックス』ってのに出てます。
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