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釜石ラグビー 栄光の日々 - 松尾雄治とくろがねのラガーたち
 
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釜石ラグビー 栄光の日々 - 松尾雄治とくろがねのラガーたち [単行本]

上岡 伸雄
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

かつて陸奥にとてつもなく強いラグビーチームがあった。北海道や東北の無名の高校出身者を鍛え上げ、最先端の理論をいち早く取り入れた地域の古豪だった。そして1976年、明治大学で活躍した天才・松尾雄治が加わり、日本選手権で7連覇を成し遂げる常勝軍団となる―。本書は、当時の選手、相手チームなど80人近い関係者を取材し、どのようにして「栄光の7年」を獲得したのか、また松尾が去ったのち、なぜ敗れたのかを追うノンフィクションである。ここには、釜石という風土、学歴という文化の差、製鉄所内での仕事との両立、それらを乗り越える“勝利”が描かれている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上岡 伸雄
1958年東京生まれ。85年東京大学大学院英文科修士課程修了。明治大学教授などを経て、学習院大学文学部英語英米文化学科教授(専門は現代アメリカ小説)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 275ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/8/10)
  • ISBN-10: 4120042669
  • ISBN-13: 978-4120042669
  • 発売日: 2011/8/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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東北で震災が起こった。その時久しく忘れていた「釜石」の地名を報道で聞いた。80年代中盤まで新日鉄釜石ラグビーは強いなんてもんじゃない最強のラグビー集団だった。その中学時代からラグビーにハマっていた僕は全日本選手権のテレビ中継で大漁旗の波がひらめく光景を今でもはっきり覚えている。ラグビーファンのみなさんには馴染みのない方だと思うし、余談だが著者の上岡伸雄氏はアメリカ純文学の前衛的な作品の名翻訳家として名高い人だ。僕は「上岡伸雄ってラグビーファンだったんだ!」と朝日新聞の本書広告を観て驚いた。
とにかく釜石は強かった。天才スタンド・オフ松尾を中心として展開されるパワフルでスピーディーな戦術に敵う相手は皆無だったと言っていい。本書には所謂ラグビーエリート=大学までスターとして活躍し、綺羅星のような人材を登用するのではなく「叩き上げ」で鍛えられた集団で形成されている事を描く。ラグビーは原則としてパワースポーツである。つまり筋力がピークに達する二十代中盤からが最も充実した選手キャリアとなるため、練習量は遙かに多い学生が社会人に勝つ事は至難の業だ。だが、僕は釜石の練習がハードな学生時代を過ごした選手にも「すごくきつかった」と言わせるほどハードで密度の濃いものだと本書で初めて知った。釜石常勝当時僕は「なんでこんなおじさん達がこんなに早くて凄いのか・・・」と驚きの眼で試合を観ていたものだ。
その釜石も今はもう無い・・・。そして震災で町は崩壊したままなのだろう。震災にかこつけてでっちあげた内容ではなく、長期の取材に基づいたしっかりしたノンフィクションである。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Nyanko トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
私がラグビーと出会ったのは1981年でした。
早明戦や、大学選手権、日本選手権の日は高校の寮のそばにあった駄菓子屋さんの
小さなTVにかじりついて観ていました。
新日鉄釜石は強かった。本当に強かった。
そして松尾雄治さんは天才という形容詞に相応しい素晴らしいプレイヤーでした。
その後、神戸製鋼が新日鉄釜石と同じく連覇を積み上げていきますが
私は、新日鉄釜石の方が断然好きでした。
あの赤いジャージから発せられる「ザ・叩き上げ」みたいな空気が
職人集団を感じさせ、武骨なカッコよさを、そこに見ていたからです。
そんな時代の新日鉄釜石の懐かしい昔話、最近の悲しい話が
筆者の上岡さんの多大な愛情を以って書き込まれています。
オールドラグビーファンの皆様、是非ご一読を。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2011年8月、この本が出版されたことの運命を感じます。
著者は(英文学者なのに)構想10年、取材3年かけて書いたということです。
70年代後半から80年代のかつてのラグビーブームを回顧(懐古?)し、ラグビーの神髄を語る、のが趣旨なのに・・・
半分は鎮魂の書になってしまいました。でも彼らの輝きは、幸か不幸か尚一層光り、希望を与えてくれます。
釜石という土地、あの時代、仲間たち、いいなあ。
ラグビーは単なるスポーツではないということをしみじみと感じます。
ラグビーについての精神や技術を説くスポーツ論でもあり、東北の風土や社会を説く文化論でもあり、スポーツと社会を説く社会論でもあり、老若男女問わず広く読んで欲しいと思います。詳しいデータもついており、著者のラグビーに対する深い愛情を感じる良書です。
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