漫画を題材に、漫画専門の古書店を舞台にした「金魚屋古書店」も9巻目。
今回は古書の転売で利ざやを稼ぐ「セドリ」の二人、岡留高志と小篠あゆのカップルのそれぞれのストーリーが収録されています。岡留はセドリになるきっかけになった貸本屋で会った男性から投げかけられた一冊の漫画の話、あゆは女子高校生時代の先輩・後輩のほほえましい関係。
この作品を読んでいると「漫画なんて」と思う人は本当にもったいないことをしていると思えてしまいます。
63話「赤い漫画本」でキンコが終戦直後の赤本作者の幽霊の作品がどこにも残っていないことに「むなしくないのか?」と幽霊に問いかけました。その答えが本当に良くて。
あの時、あの日、手にとって読んだ子が楽しんでくれた。ドキドキしてくすりと笑った。その事が永遠なんだ。
漫画でも小説でも、映画でもテレビでも舞台でもその一瞬の経験を永遠と思えるかどうか、その価値に気づくかどうか、それが大事やと思いませんか。
「闇のパープルアイ」、いとこの女の子の家で読んだ覚えがあるんだけど……
あぁ、また漫画読みたくなったなぁ。