異次元空間を舞台にしたメタ・フィクションの話、もはや文化遺産と言ってもいい人気漫画をネタにした話、アニメばかとマンガばかが遭遇する話など、バラエティに富んだシリーズ第8巻。イケメンのマンガばか、シバさんはじめ、常連の出番が少ないのはちと寂しいけれど、マンガと人との繋がりをハートフルに描いたこの漫画は、やっぱりいいですねぇ。全然、マンガに詳しくない私だけど、このシリーズには毎度、癒やされてしまいます。
第50話「“フィールドD”の真実」から、「エクスリブリスの悲劇」「とってもだいすき」「アニメのひとたち」「女子、走る。」「なりたい自分」「香港漫画(前編)」まで、全部で七編を収録。なかでも、金魚屋地下室の茫漠たるダンジョンの秘密に迫るメタSFちっくな話、「“フィールドD”の真実」が面白かったな。ラストの29頁、こちらも目が点になってしまったぞ。幼い菜月ちゃんが言う「うそだあ〜〜」の台詞に、思わず頷いてたりして(笑)
巻末お役立ちコラム「金魚屋古書店雑記帳」での紹介マンガこぼれ話、蘊蓄(うんちく)話も、読みごたえありましたね。マンガへの熱い思いが、ここにもいっぱい詰まっている気がして、その雰囲気が素敵だなあと。