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金閣炎上 (新潮文庫)
 
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金閣炎上 (新潮文庫) [文庫]

水上 勉
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

天を焦がす金色の焔に、彼は何を見たのか? 金閣放火僧の痛切な魂の叫びを刻む長編小説。

登録情報

  • 文庫: 347ページ
  • 出版社: 新潮社 (1986/02)
  • ISBN-10: 4101141193
  • ISBN-13: 978-4101141190
  • 発売日: 1986/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 32,637位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aaa0042 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
以前三島由紀夫の『金閣寺』を読んだが、難解でありその文学的価値がよくわからなかった。それに対して水上勉の『金閣炎上』は、作者の綿密な取材に基づいたドキュメンタリー的要素が強く、ずいぶん読みやすかった。学僧が金閣寺に火をつけた理由もよく理解できる。『金閣寺』と『金閣炎上』は性質の違う作品であるので比較するつもりは毛頭ないが、『金閣炎上』の方が読みやすかった。
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32 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宮寺良平 トップ1000レビュアー
形式:文庫
表題も、そして扱っている内容からも、三島の金閣寺と比較されることが多い作品であるが、その意図も内容も全く違う。三島は金閣寺放火事件の真実にはあまり関心がなく、あくまでモチーフとして使い、そこに自分が生涯を通じて求めてきた美の問題を描いた。そして彼の天才は見事な小説を作った。しかし水上が求めたのは、金閣を燃やした僧とその父母の過酷な運命を描きながら、深く共感し、弔うことだった。かつて貧しさの中で僧を目指していた水上は、若い日にこの僧と会っている。この僧の運命を目撃した彼は、この本を書かねばならないと感じたのであろう。文才ということなら、水上は三島には及ばないだろう。しかし水上の描いた現実のあまりの重さの前で、三島の天才が色あせると感じる人は少なくあるまい。水上はこの僧と母の墓を探し求め続けた末に見つける。この本は次の言葉で終わっている。
 帰りに村人にきいてみると、母子の墓には、僧形の墓参者はひとりとてないとのことだった。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私も三島の「金閣寺」を読んでからこの「金閣炎上」を読みました。

三島のほうが若くみずみずしく、繊細な感性はほとばしりながらも、

現代の感覚からいうと主人公が稚く、二十歳の若者にしては幼稚なところが目に付いてしまいます。

しかし水上の金閣は、水上自身がもっと年をとって大人の目線でこの事件と、犯人(主人公)を暖かくとらえて書いています。

若いときに読むと、三島の金閣寺のほうが身近に思えるでしょうが、

もう少し人生の荒波にもまれると水上の金閣の言わんとすることがよくわかると思います。

三島の装飾過多で甘い香りの文章が苦手な方にはこちらをお勧めします。
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