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5つ星のうち 5.0
望都さまの黄金期が、薫り高く蘇る世界!,
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レビュー対象商品: 金銀砂岸 (単行本)
卑しくも萩尾望都のファンならば、やはり手元においておきたいイラスト集。最近の絵ではなくて、ポーの一族を終えて、一連の心理的にサディスティックな世界の極限を切り取って物語にするような最近の作風に至る前の、透き通った眼差しに貫かれた、リリカルな世界が展開する黄金期の絵柄・作風が満喫できる。収められている短編も、余りに切ない愛の世界で、神話とSFが渾然一体と化した情緒的なものだ。今の読者や往年のファンの心をわしづかみにする、珠玉の短編である。 増補版なので、以前の版を持っている人には敢えてお勧めはしないが、これから買って揃えたいという人には、絶対お勧め。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
作者イラスト集の中で最も上質,
By トーマの休日 (兵庫県西宮市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 金銀砂岸 (単行本)
本書はマンガ4作、イラストストーリー1作と各種イラストで構成されており、本書を「イラスト集」と呼ぶのは厳密には正しくない。が、イラスト集と同等のものと扱えば、内容も紙質も良く、作者の数少ないイラスト集の中では最も上質な作品集である。 『アムール』というイラストストーリーは、わずか4ページの作品だが色使いがとても美しい作品で、他の作品集には収載されていない。 マンガ作品では『万華鏡』が私のお気に入りで、かつて『ペーパームーン』に掲載されていたのを読んだことがある。これもわずか4ページの作品だが、切なさの残る印象的な作品である。これも他の作品集には収載されていない。 他のマンガ作品(『酔夢』『ラーギニー』『プシキャット・プシキャット』)は、いずれも別の作品集にも収載されている。 各種イラストの中には『スター・レッド』3ページ、『訪問者』2ページ、『百億の昼と千億の夜』のイメージイラスト見開き2ページなどがあるが、私の最もお気に入りは『妖精の窓から』と題した妖精のイラスト集のうち、『ティーカップの精』と『酒の精』が左右見開きになっているページで、それぞれ白と赤を基調にした作品で、そのコントラストに目を奪われる。
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