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金融資産崩壊-なぜ「大恐慌」は繰り返されるのか (祥伝社新書140)
 
 

金融資産崩壊-なぜ「大恐慌」は繰り返されるのか (祥伝社新書140) [新書]

岩崎 日出俊
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

100年に一度といわれる金融危機は、さらなる拡大をつづけている。
1930年代の世界大不況は、株価がピーク時の9分の1になって、やっと止まった。人類はふたたび大恐慌の地獄を見るのだろうか。
アメリカの家計は、約920兆円を超す純資産を失ったとされる。日本の家計も、株や投信の含み損が120兆円にのぼる。消費税の税収10年分以上の金がなくなってしまったのだ。
金融危機から逃れられる人はいない。企業年金は破綻し、貯金が目減りし、仕事が次々となくなっていく。誰の身の上にも等しく襲いかかってくる金融危機の実態を観察し、対処法を考えるための好著!

内容(「BOOK」データベースより)

百年に一度といわれる金融危機は、さらなる拡大をつづけている。一九三〇年代の世界大不況は、株価がピーク時の九分の一になって、やっと止まった。人類はふたたび大恐慌の地獄を見るのだろうか。アメリカの家計は、六・七兆ドル(約六〇〇兆円)を超す純資産を失ったとされる。日本の家計も、株や投信の含み損が一二〇兆円にのぼる。消費税の税収一〇年分以上の金がなくなってしまったのだ。金融危機から逃れられる人はいない。企業年金は破綻し、貯金が目滅りし、仕事が次々となくなっていく。誰の身の上にも等しく襲いかかってくる金融危機の実態を観察し、対処法を考えるための好著。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2009/1/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396111401
  • ISBN-13: 978-4396111403
  • 発売日: 2009/1/30
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
著者の岩崎さんの本は、昨年末発売の「リーマン恐慌」も読んでいますが、著者自身が興銀、投資銀行に勤めていたので、評論家や、大学の先生などと違い、内容に説得力があります。好き勝手で無責任な話しをぐたぐたと展開する本がやたらと多い中、本書はキラリと光る宝石のようです。この本の6章には、孤島に生きる3人の、10円を元手にした、経済行為を例にバブルの発生と崩壊のメカニズムをわかりやすく解説していますが、この章など、「サルでもわかる経済学」として、小・中学生にも読ませたいくらいです。また1929年の昭和恐慌時代の時の、日本の悲惨な社会状況も、具体的には、この本で初めて知りました。
今日の経済危機の実際を知るには、最適な書といえます。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
良好な状況にある時はそれがずっと続くような気がするし、悪いときは「朝の来ない夜はない」などどと自分に言い聞かせる。今回の経済危機はどの程度の波長と振幅を持つのでしょう。もしかすると波動が壊れ、1929年の大恐慌後のように長い長いスロープを下っていくのでしょうか(もどるまでに四半世紀もかかったとは全く知りませんでした)。

本書は、1929年の大恐慌から脱するために有効だった政策は何か?失敗した(逆に悪化させた)政策は何か? 80年前の教訓は現在起きている経済危機に生かされているのか? そして現在の経済危機に対して打ち出されている方策が上手く機能しないと何が起きうるのか? などについてとてもわかりやすく解説している。

本書の帯の「落ちてくるナイフを素手でつかむな!」が怖い。帯にはアトラクティブな文をつけるものだが、誠実に淡々と語られる岩崎さんの本に付いていると怖い。今回の恐慌が許容できる振幅の範囲であるのか現時点では不透明であると述べておられる。現在本邦においてマスコミや与党野党が取り上げている政治問題の焦点が瑣末で(国内的で)、さらに方向もずれていることを思うと、さらに怖さが増してくる。今年が「今後を左右する時である」という記述も怖い。船長がいない船に乗っている気がしてきた。

オバマが始めた大量の資金供給が機能しなかったらどうなってしまうのでしょうか?

米国の信用が破綻し(米国の借金をチャラにする最も有効な手段でしょうが)、ドル/円のレートが今の半分になっても生きていける方策はあるのでしょうか。ケインズが心配した「我足るを知る」ことはできるようになるのでしょうか。幸せの本質を大切にして、簡素で質素な社会を営むようになるのでしょうか。いろいろ考えてしまいました。お勧めです。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 涌太郎 トップ500レビュアー
形式:新書
副題の『なぜ「大恐慌」は繰り返されるのか』にひかれて購読してみたが、結論からいえば、
その理由は書かれてなく、「はじめに」に述べられているように
「少しばかり将来を展望する目を養う」ということが本書の目的のようである。

しかし、1929年に起きた株価大クラッシュが、その後4年間下げ止まらず、
結局1932年にピーク時の11%の株価になってやっと止まったことや、ニューディール計画等もこの恐慌に対して奏功せず、
結局第二次世界大戦によって米国の景気が初めて回復したこと等々を
今まで他の書物で読んだことがない読者には、なかなか興味深い史実が書かれている。

興銀の後、J・P・モルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズ等の国際金融資本の代表的企業に勤務し、現在経営コンサルタントをしている著者。
著者が引用しているオバマ大統領の“デファイニング・モーメント(正念場)”という言葉を知らずとも、
我々は今まさに正念場に立たされていることは理解している。

「(1929の)大恐慌は経済政策の失敗、言い換えれば人為的な失敗によって長期化し、拡大していったと、今では多くの学者が指摘している」
とも述べているが、その処方箋が示されているわけでもない。

過度な期待を持って読んでしまうと失望するかもしれない。
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