著者の岩崎さんの本は、昨年末発売の「リーマン恐慌」も読んでいますが、著者自身が興銀、投資銀行に勤めていたので、評論家や、大学の先生などと違い、内容に説得力があります。好き勝手で無責任な話しをぐたぐたと展開する本がやたらと多い中、本書はキラリと光る宝石のようです。この本の6章には、孤島に生きる3人の、10円を元手にした、経済行為を例にバブルの発生と崩壊のメカニズムをわかりやすく解説していますが、この章など、「サルでもわかる経済学」として、小・中学生にも読ませたいくらいです。また1929年の昭和恐慌時代の時の、日本の悲惨な社会状況も、具体的には、この本で初めて知りました。
今日の経済危機の実際を知るには、最適な書といえます。