企業の財務・年金担当者、金融機関関係者にとっては、まず全体を通読して知識のブラッシュアップをし、その後は用語事典としてデスクに置いておく使い方が良いだろう。大学生、大学院生にとっては、必要な知識を短時間で取得することができ、また、金融機関・商社などへの就職を目指す際の予備知識の取得に役立つと思われる。
各説明は数ページ単位にまとめられ、商品概念や取り引きの仕組み図を多く用いている。また、デリバティブに関する部分は各種計算式が解説を交えて掲載されていることも概念にとどまらず実用的。また、各説明が読み切りなので、通勤通学時の短い時間で読み進めることができる。関連用語がまとめて補足説明されていることも、検索の手間がかからず、短い時間で概要を整理・理解することに役に立つ。
なお、各用語は英文と和文の対訳で概要の解説があり、ビジネス英語での用法も同時に確認できる。これも、金融専門用語は英語での表現と用法も同時に知るニーズがあることを知っている実務家ならではの工夫であろう。(河野幸吾)
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