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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「プロ」が語る成功体験,
By ラスカル "ラスカル" (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 金融マーケティングとは何か これがプロの戦略だ! [ソフトバンク新書] (新書)
金融マーケティングの「プロ」が語るこれまでの成功体験。顧客開拓・満足度向上を図る上でのノウハウがあり、これは必ずしも金融の分野に限らず参考になるものだと思う。これらの成功体験上、特に重要だと思われたのは、既存の観念にとらわれない手法の検討、粘り強い交渉の実施、コストと便益の絶えざるチェック、組織内での意識の統一と規律付け、顧客に対するフォローアップ、といった点か。また、顧客との関係という観点からみても、投資信託に対する啓蒙書の作成、チューリッヒでの初期ガン保障に係る広告など、著者の戦略が契約者にもプラスとなったとの話には好感が持てる。一方、金融広告には、商品のメリットのみを過大に広報し、デメリットや商品のリスクに関する開示という点には問題があるとの指摘もある。例えば、ごく短期間の高金利と中途解約できない外貨定期預金の商品性、医療保険における解約返戻金の取り扱いや責任準備金の積立方法等は、必ずしも十分な開示が行われていないことがしばしば指摘される。著者も指摘しているが、顧客と金融機関の長期的な信頼関係とこれを基礎とするマーケットの成熟が求められる。リテール金融とは、本来、長期的な視点に立ち、顧客のリスク管理を担うべき存在なのだろう。
5つ星のうち 4.0
コミュニケーションが支えるマーケティング,
By waves (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 金融マーケティングとは何か これがプロの戦略だ! [ソフトバンク新書] (新書)
筆者はこの十数年、日本の金融界にマーケティングの新風をもたらしてきた第一人者だろう。シティバンクでの広告戦略、フィディリティでの銀行窓販ルート開拓、保険ネット販売など、当時の常識ではなかったことを、考案して実現してきた。そして新戦略を支えたのが消費者とのコミュニケーション。マーケティング戦略の組み立てを真似することは容易だが、丹念にお客様の声を分析して、センスある発見をしていくのはかなり難しい。金融界の現状を見ると、筆者の戦略は今では殆どが真似され、あたりまえになっている。真似できてないのは、ユーザーと質の高いコミュニケーションを保っていくこと。ただどんな業界でも、ニーズがある程度掘り起こされてくれば、最後のニーズ喚起策として価格戦略が実施される。商品のマス化、利鞘の低下、金融界もそんなフェーズに入ってきているのかもしれない。
5つ星のうち 4.0
実体験ならではのノウハウと思考法,
By
レビュー対象商品: 金融マーケティングとは何か これがプロの戦略だ! [ソフトバンク新書] (新書)
東京スター銀行でマーケティング部長をしていたという経歴シティバンク、フィデリティ投信、チューリッヒで新しいビジネスの立ち上げから勃興までを経験 日本の金融のリテールぐらい、マーケティングが遅れていた業界はない。銀行が護送船団方式で利益を出し続けてきたからである。バブル崩壊後、3つのメガバンクへの集約化が進む一方、外資などの新興勢力が群雄割拠する様相を呈している。 市場を作り、競争優位を保持する戦略こそがマーケティングであり、金融リテールにおいても著者のような先駆者が出てきたことは良い傾向である。 顧客からの支持 他の金融機関との差別化 この2つだけでも真摯に取り組む金融機関は、競争優位を保てる素養がある。 参考になった箇所をいくつか。 →著者は、大学時代ロンドンに留学 →典型的なメガバンクにおいては、リテールは法人より格下の存在であった、今も? →シティバンクの差別化、外資なのだから、外貨預金に強い →新聞の折り込み広告は効果あり →広告代理店は、自社に都合の悪い話はしない →金融の啓蒙記事、教育記事 →日刊ゲンダイのパブ記事は効く →負けず嫌いな性格、正しいと信じたことを一貫してアグレッシブに取り組んできた →漫画、B5版で50P以上の読み応えがあるもの →ラジオ ディスクジョッキーが生で語り広告を入れるCMスタイル →たとえ瀕死の状態であったとしても、マーケティング戦略次第では、結果を出そうと思えば、出せる →広告で大切なのは、シンプル、わかりやすさ、インパクト、この3つのコンビネーション →顧客の立場に立つ、どうされるのが心地よいのか、面倒で嫌なのか、そこを徹底的に掘り下げ、そこから発想する →まずは全体の大きな戦略の幹を確立する。商品、販売チャネル、支店の体制、広報物などのお客様とのコミュニケーションを、その戦略に照らし合わせながら整理し、再構築していく。
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