題名からすると銀行や証券会社関係者を対象にした書物とのイメージがある。しかし、内容は、金融関係者以外にもわかる様に書かれた入門書であった。
デリバティブと聞くと、難しい、というイメージがあったが、本書を読むことで多少は難しいというイメージを払拭できた。
本書では、典型的なデリバティブの種類や評価方法について解説されている。評価方法によっては、理解しにくい記述も存在したが、入門書としては良い出来に仕上がっている。
本書第7章では、デリバティブ取引のIFRSでの取り扱いについて簡単に纏められている。日本基準との比較の視点で書かれており、非常に解りやすかった。
全体的に、幾分、誤字脱字が目立ったのが残念である。改訂版では、誤字脱字がなくなっていることを期待したい。(2012/4/12)