本書では、主に「マネー」という視点から、国家の財政赤字や国民の心にある拝金主義について論じている。今日の我が国は「金満主義」に毒されていると言い、劇的に方向転換を図らない限り“破産”は近いと警告する。
国の借金を測る尺度は多々あるが、財務省の最新データを読む限り、国債と借入金、政府短期証券を合わせた2006年3月末時点の債務残高は827兆円強に上ると見られる。しかしこの数字でさえも、財務省側による「大本営発表」にすぎず、地方の借金や国の「隠れ借金」などを足していくと1600兆円から2400兆円に膨れ上がるという危険性を厳しく指摘する。
とはいえ、日本には世界をリードし尊敬を受けられる素地が十分にあるとも述べ、環境対策など「日本マネーの賢い利用法」に関して持論を展開する。
(日経ビジネス 2007/01/22 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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