興味深く、かつゴシップ好きの人にも恰好のタイトルであり、また内容もそのような見方で読むことも可能です。
しかし、著者がアメリカに長期間在住して調べただけのことはあり、興味本位の自称ジャーナリストが、ゴシップネタのために推測したものとはひと味ちがいます。
記者として平壌で生活し、その実態をよく知っている著者ならではの見識と、アメリカの公文書を徹底して調べ上げたジャーナリストとしての感性、そしてそこから導き出されたもの…。
北朝鮮という国について、またテレビやイエロージャーナリズムの報道のあり方について、再度考えさせられました。
この見方がすべてではないとは思いますが、知らずに語ってはならない、北朝鮮に興味のある方にとっては必読の書かと思います。