俺があれだけ目をかけてやったのに何故裏切った?
日本人は義理と人情で生きているんじゃなかったか?
金が欲しかったからこんな本を出したのか?十分に金は渡していたはずだ。
俺の事はまだしも党敷地や招待所、軍の工場の事まで暴露してくれたものだから
警備体制や工場の配置を全部変えねばならなくなった。大変な事をしてくれたものだ。
裏切り者がどういう末路を辿ったか、近くにいたお前はよく見ていたはずだ。
最後の帰国の時、お前のトランクに気付かなかった空港職員は全員始末した。
日本に使いの者を送っている。先にあの世にある親父の屋敷の八番宴会場で
ソガリを捌いて待っていろ・・・
と、私が将軍様なら言いたくなるくらいの暴露内容。最初は疑って読んでいたが、将軍様との2ショット
写真が内容にリアリティを持たせている。将軍様が何故彼を雇ったのかは、周囲の部下が将軍様を
恐れて気を遣って接するのと違って、一人の人間として素で接し、将軍様が好きな映画「寅さん」の
ような藤本氏の自由な生き様に惚れていたように感じられる。
消すには惜しいといった"情"が通じない無慈悲な北朝鮮に藤本氏が未だ消されていないところを
見ると、秘密主義の国で敢えて外国人を使った将軍様は彼がこのような暴露をするのは案外想定内
だったのかもしれない。藤本氏が日本で色々話せば話すほど北朝鮮の恐るべき威容を宣伝する事にも
なるし、寿司や鰻が好きで松茸の香りを楽しむ将軍様の様子を伝えさせる事で、自分が実は日本に
理解がある事を広めたかった気がしてならない。話の内容から将軍様は日本が好きな隠れ親日なのは
明らかであるが、日帝を悪とみなす思想教育を自ら国民に指導している手前、北朝鮮から友好を申し出る
事は非常に困難だろう。
今後藤本氏に期待する事は、自らの今までの交友関係を生かして外務省と連携し、拉致問題解決に
向けて実は日本が好き?な将軍様との交渉がスムーズにいくように積極的に働きかけ、将軍様が愛した
メニューを出す料理屋を開くなどして拉致問題、ひいては北朝鮮に日本国民の関心を集め続ける役割が
残されているように思う。
「食」を通じての日朝友好に期待したい。