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金曜のバカ
 
 

金曜のバカ [単行本]

越谷 オサム
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

天然女子高生と気弱なストーカーが繰り返す、週に一度の奇天烈な逢瀬のの行き着く先は――?(「金曜のバカ」) ピュア過ぎてアブノーマルなヤツらが繰り広げる妄想と葛藤! ちょっと変でかわいい短編小説集

内容(「BOOK」データベースより)

ピュア過ぎてアブノーマルなヤツらが繰り広げる妄想と葛藤。ヘンなところが心地いい5つの物語。

登録情報

  • 単行本: 253ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/1/30)
  • ISBN-10: 4048740202
  • ISBN-13: 978-4048740203
  • 発売日: 2010/1/30
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 83,396位 (本のベストセラーを見る)
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By 五島雅 VINE™ メンバー
形式:単行本
 主に高校生の「今」がよく書けてると思います。結構笑えると思いますよ
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
『階段途中のビッグ・ノイズ』や『空色メモリ』をはじめとするキュートで読後爽やかな小説を書いて来た著者ですが、この作品で一皮むけたなと感じました。いえ、とても魅力的な個性をついに顕在化させた、と言った方が適当かもしれません。
 収録されている5本の短編の主人公は、道で出会った女子高生を勝手に「運命の女性」と思い込んでつきまとう引きこもり君だったり、重度の恐竜オタクであることを好きなコにひた隠しにする男の子だったり、彼女と泊まりがけで東京に行くことになり妄想を膨張させる高一男子だったり、いずれも思い込みが強くて、一所懸命なあまり結果的に暴走してしまう子ばかり。その空回りっぷりに笑わされながらも、自分の中にある共通点を見つけたりして、妙にリアルで切ない小説集です。
 個人的には、女子高生とストーカーの奇妙な“交流”が書かれた表題作が好き。一読の価値、大ありです。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アイク トップ500レビュアー
形式:単行本
この作者の作品を読むのはデビュー作「ボーナス・トラック」以来でしたが、うん、おもしろかったです。
本書は全五編からなる短編集。帯には「フツーに暴走する5人の人間模様!」とあって随分と威勢がイイ。
しかし実際にはそんな「暴走」する物語ではありません(第一話「金曜のバカ」は若干その気がありますが)。
むしろ読んでいると「ほっこり」とした気分にさせてくれる作品ばかりです。
どのお話にもユーモアだけでなく「仕掛け」や「サプライズ」が巧く散りばめられていて派手さはありませんが楽しめること請け合いです。

ちょっと訳ありの女子高生と引きこもりからストーカーへと進化(?)を遂げた若者の(火花散る交流)を描いた表題作「金曜のバカ」
主役の二人のキャラクターを始めとして幾つもの「小技」が盛り込まれていてあれよあれよという間に「ありえない展開」に引き込まれてしまいます。
ラストまで読むとちゃんと彼等の成長の物語になっていることに気付いて驚きますが、話の終わった後の展開も想像させて後味がいいです。

残りの作品も中々に読ませます。
一番地味な「わが町」は愛媛、松山の町から夜行バスで彼女を誘って東京に出かけようとする男子高校生のお話。
何かと地方都市である故郷の町を馬鹿にする彼がバスに乗り込むまでに出会う友人達や先生との会話を通じて東京への憧れとは裏腹に
次第に淋しさを募らせてゆく様が絶妙なバランスで描かれていて中々沁みます。
下手すると嫌な読後感に成りかねない、ちょっと苦めのラストも自嘲気味のユーモアが効いていてニヤリ。

どのお話もちゃんと落とし所は心得たものになっていて気持ち良く読み切れます。
これからが楽しみな作家さんになりました。
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